聖書別日ごとの糧   >>   エステル記[2005]

2005年 01月 31日 (月)

エステル記3:7-4:3
着物を引き裂いて泣き叫んだモルデカイ

Ⅰ.根絶やしの危機に処せられたユダヤ人(7-15)
 ハマンは傲慢なだけではなく、悪知恵が働いていました。彼はモルデカイがユダヤ人の律法のために、自分にひざまづかないことを知っていました。それで彼は王の前に出て行き、ユダヤ人のせいで王の法律の権威が地に落ちるとそそのかしました。そしてあれこれとささやいて、王の指輪を手に入れることに成功しました。
 そしてその年のアダルの月の十三日に、すべてのユダヤ人を根絶やしにせよ、という法令を出すようにしました(12-14)。
Ⅱ.着物を引き裂いて、わめき叫んだモルデカイ(4:1-3)
 モルデカイはハマンのたくらみによって、ユダヤ人が根絶やしにされる危機に処せられたことを知り、着物を引きさいて、荒布をまとい、灰をかぶり、大声でひどくわめき叫びながら町の真中に出て行きました(1)。彼はハマンの悪巧みを聞いて憤り、彼の民族に臨む不幸なことのために悲しみました。王の法令がどの州においても行きとどくと、ユダヤ人のうちに大きな悲しみと、断食と、嘆きとが起こり、多くの者は荒布を着て灰の上にすわりました。
 モルデカイは危機の前で恐れと絶望に陥りませんでした。彼は生きておられる神様を信じました(4:14)。彼はこの神様を信じて進み出て、叫び祈りました。

祈り:主よ!私が危機にぶつかった時、絶望せずに、神様に頼って、泣き叫び祈ることができるように助けてください。

一言:断食し、泣き叫ぶ祈り


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