聖書別日ごとの糧   >>   エステル記[2005]

2005年 02月 05日 (土)

エステル記7:1-10
傲慢な者ハマンの最後

Ⅰ.ハマンを告発するエステル(1-6)
 エステルは王とハマンを二回目の宴会に招きました。王はエステルを深く愛し、王国の半分でも上げたい心情でした。王の心情を十分に確認したエステルは悪人がくわだてたたくらみで自分と自分の民が殺されるようになったことを王に伝えました。王は、「そんなことをあえてしようとたくらんでいる者は、いったいだれか。どこにいるのか。」と尋ねました。その時エステルは「その迫害する者、その敵は、この悪いハマンです。と答えました。
 エステルは神様に祈っただけではなく、信仰によって行動に移しました。彼女は王の好意を得ることができるように最善を尽くして機会を伺い、ハマンがいる席で王にハマンを告発しました。エステルは信仰があり、知恵があります。
Ⅱ.柱にかけられて死んだハマン(7-10)
 悪者ハマンは恐れによって分別力を失い、エステルにひれ伏していのち請いをしましたが、王から更に大きな怒りを買うようになりました。警護員たちがかけつけハマンの顔を覆いました。結局ハマンはモルデカイをかけて殺そうと準備して置いたその柱にかけられ殺されました。
 悪者の成功は一時的です。人が傲慢になれば滅びるようになり、謙遜になれば栄誉を受けるのです。

祈り:主よ!私の心の中にある傲慢と悪を取り除き、神様の公儀のさばきの前で恐れおののく心で生きるように助けてください。

一言:人の高ぶりはその人を低くする(箴29:23)


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