聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2009]

2009年 08月 01日 (土)

ヨブ記1:1-22
主は与え、主は取られる

Ⅰ.ヨブの最初の試練(1-12)
 ヨブは潔白で正しく、神様を恐れ、悪から遠ざかっている人でした。子どもたちが心の中で神様をのろったかも知れないと心配する程の義人でした。神様はこのような彼を祝福され、多くの子どもと満ちあふれる持ち物をお与えになりました。サタンはヨブを妬み、彼を試みようと神様に提案しました。それで神様は大きな御旨の中で、しばらくの間ヨブをサタンの手に渡し、試練を受けるようにされました。
Ⅱ.主の御名をほめたたえたヨブ(13-22)
 サタンはヨブの所有物を打った後、再び子どもたちを殺しました。ヨブは一晩で全ての財産と愛する子どもたちを失いました。しかしヨブは担いきれない試練の日にも、むしろ神様に礼拝しほめたたえました。「私は裸で母の胎から出て来た。また、裸で私はかしこに帰ろう。主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。」(21)彼は試練の日に神様に不満をもらすことより、賛美しました。彼がこのようにすることができたのは、祝福をくださる神様の主権を認めるだけではなく、祝福を取られる神様の主権も認めたからでした。神様は祝福もくださり、試練もくださいます。しかしこの神様は根本的に正しいお方です。私たちが時には理解できない試練を受けることがあっても、神様の正しい摂理を信じなければなりません。神様の正しい主権に信仰の基礎を置いた人はどんな試練に会っても、揺れ動かされることはありません。

祈り:主よ!小さな苦難にも神様に不満を言った罪を悔い改めます。試練の中に主の良い摂理があることを信じます。

一言:主は与え、主は取られる。


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