聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2009]

2009年 08月 14日 (金)

ヨブ記25:1-26:14
神様の大いなる力

Ⅰ.人はどうして神の前に正しくありえようか(25章)
 ビルダデは神様の法廷に立つことを願うヨブの言葉を聞いて、神様がどれだけ大きな方であるのかを証しします(1-3)。そしてこの神様の前に、人はどうして正しくありえようか、と言います。甚だしくは、うじであり、虫けらだと言います(6)。彼の言葉はある程度一理があるように思えますが、神様の愛を知らない律法的な言葉でした。人は罪深い存在ですが、神様がひとり子をお与えになったほどに愛してくださる存在です(ヨハ3:16)。それで私たちは人間の存在価値を尊く思う心を持たなければなりません。
Ⅱ.だれがその力ある雷を聞き分けえようか(26章)
 試練を受けているヨブに必要なことは暖かい慰めと、逆境に耐え忍ぶことができる力と、その試練に込められた神様の正しい御旨を知る知恵です。ところがビルダデはこのような助けを与えることができず、ヨブを苦しめるだけでした。人をよく助ける牧者になるためには人間愛がなければならず、神様について正しく知らなければなりません。ビルダデは神様をよく知っていると思い込み、ヨブに忠告しましたが、人が神様のことをよく知ることはあまりにも難しいことです。神様は宇宙を虚空に張り、地球を何もない上に掛けられ(7)、海をかき立てるラハブ(海の怪物)と逃げる蛇(空中の悪の勢力)を刺し通される権威ある方です。しかしこの権威は神様の大いなる力の一部にすぎません。人はこの神様についてみな知っているかのように、むやみに話してはいけないのです。

祈り:主よ!私が大いなる主に対してむやみに話すことができません。ただ謙遜に学ぶだけです。

一言:神様に対してむやみに話してはいけない


<<(1)    前のページ(13)    14    次のページ(15)    (23)>>

聖書別日ごとの糧