聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2009]

2009年 08月 15日 (土)

ヨブ記27:1-23
自分の潔白を離さない

Ⅰ.「私は自分の義を堅く保って、手放さない。」(1-6)
 ヨブは今、内的・外的にひどい苦痛を受けています。人が苦痛を受けると、気持ちが萎え言葉もそうなります。不平の言葉、恨みの言葉を言うようになります。誰の罪なのかと言って、原因を探します。しかしヨブの決心は違います。彼は決して神様を恨んだり、非難の言葉を言わず(4)、死ぬことがあってもその潔白を離さないと、言いました(5)。自分の義を固く保って、生涯自分を責めはしない、と言いました。友だちはヨブが受ける苦難を見て、彼を罪人として扱いましたが、彼は罪のない自分を正しいとされる神様を信じる信仰を持っていました。
Ⅱ.悪者の分け前(7-23)
 ヨブの友だちは神様を知っているようでしたが、よく知りませんでした。神様を知らない悪者のようでした。では悪者は何を得るのでしょうか。悪者の子孫がたとえ多くても、結局は剣で滅びるのです。彼らは苦労して財産を集めても、その全てが結局義人の所有物になるのです。悪者の末路には望みがありません。悪者の最後は絶望であり、のろいです。悪者には恐怖が洪水のように襲います。悪者は外側では強いように見えますが、その内側は恐れに捕らわれています。この恐れのために神様のビジョンに従って生きることができず、利己的で、快楽で、小市民的な人生を生きるようになるのです。その心に神様を信じない者は決して幸福になることはできません。

祈り:主よ!私が神様の正しさと義を知り、それを固く掴みたいと思いますので、力をくださり、義を掴むように助けてください。

一言:神様を知る知識を固く掴め


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