聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2009]

2009年 08月 16日 (日)

ヨブ記28:1-28
知恵はどこから得るのか

Ⅰ.銀、金、宝石は地から得るのに(1-11)
 ヨブの友だちは苦難を受けるヨブを見て、神様が彼の罪を懲らしめられるので悔い改め、救いを得よとだけ、言いました。彼らは神様がなさることを因果応報思想に基づいて単純に判断しました。ところが地上のことを取り扱う神様の知恵はそんなに単純なものではありません。ヨブはこれを鉱石にたとえています。銀、金、鉄は地を掘って、鉱石を溶かし精錬してから得ます。では知恵と悟りはどこから得るのでしょうか(12)。
Ⅱ.「主を恐れること、これが知恵である」(12-28)
 知恵はどんな宝石よりも貴いものです(13-19)。ところがこの貴い知恵はどこから来て、悟りのある所はどこなのでしょうか(20)。私たちがどのようにして苦難の意味を知り、私たち人間に置かれた神様の計画を知ることができるのでしょうか。どのようにして人生の意味と目的を知り、救いの道を知ることができるのでしょうか。このような知恵はすべての生き物の目から隠されています。今日の先端科学でも見つけることができません。この知恵はただ天の下をことごとくご覧になる神様、宇宙万物を造り、秩序を定めた神様だけが知っておられます(23-26)。神様は知恵をご覧になり、定めて、調べ上げられました(27)。それで悪から離れ、神様を恐れる者は知恵を得るのです。神様の御言葉を聞いて従う者が知恵を得て、人生において勝利することができるのです。

祈り:主よ!人々が知恵があると言いますが、本当に愚かな人生を生きています。私が神様を恐れることで知恵を知る者にしてください。

一言:主を恐れよ


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