聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2009]

2009年 08月 20日 (木)

ヨブ記33:1-33
いのちの光で照らされる神様

Ⅰ.苦痛を通して訓練される神様(1-22)
 ヨブの友だちは「苦難=罪」という因果応報思想に基づいて、苦難を受けたヨブを罪人として扱いました。このような友だちに、自分には罪がないと主張し、神様と直接言い争うとしました。エリフは主権者神様と言い争おうとしたヨブの傲慢な態度を咎めました。「なぜ、あなたは神と言い争うのか。」(13)。そして人に語られる神様について教えました。人は神様の教えに関心を持ちませんが、神様は夢や幻ではっきりと語ってくださいます(14)。神様がこのように語られる目的は、人が自分の悪いわざと高ぶりを取り除くことで、滅びないようにするためです。また床の上での痛みと骨の多くをしびれさせる懲らしめを通して、人が謙遜になるように助けられます(19-22)。クリスチャンが受ける苦難には神様の教えが込められています。ヨブは苦難に込められた神様の愛に目を覚ましていなければなりませんでした。
Ⅱ.たましいを穴から引き戻される神様(23-33)
 苦難の時に、ひとりの御使い、すなわち代言者(仲介人)がおり、人に代わってその正しさを告げてくれるなら、神様はその代言者を受け入れてくださいます。それによって、神様は身代金を得たと言われ、その人を憐れんでくださいます(24)。その時、彼は青年の姿と義を回復するようになり、自分のたましいを引き戻し、いのちの光で照らされるようになるのです(25-30)。

祈り:主よ!苦難を通して、謙遜にさせ、仲介者イエス様を通して、当然すべきことを教え、いのちの光を照らしてくださり感謝します。

一言:苦難の時はいのちの光を受ける時


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