聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2009]

2009年 08月 23日 (日)

ヨブ記40:1-24
言葉を失ったヨブ

Ⅰ.手を口に当てるばかりです(1-5)
 神様は、神様がなされたことを話された後に、ヨブに仰せられました。「非難する者が全能者と争おうとするのか。神を責める者は、それを言いたててみよ。」(2)。以前にヨブは神様と言い争って勝つ自信がありました(23:6,7)。しかし神様の偉大さと自分の愚かさを発見してからは、「ああ、私はつまらない者です。あなたに何と口答えできましょう。私はただ手を口に当てるばかりです。」と告白しました(4,5)。彼は神様が行なわれた大いなる御業について聞いてからは、自分が神様についてどれだけ知らなかったのか、また自分がどれだけみすぼらしい存在であるのか、を発見しました。そして謙遜になりました。
Ⅱ.わたしを罪に定めるのか(6-24)
 ヨブは自分がつまらない者であることを認めましたが、何のあやまちもない自分が苦難を受けることは正しくない、という考えを続けてしていました。神様は再びあらしの中から現われてヨブを咎め、ヨブが、神様のように高ぶる者を低くし、悪者どもをその場で踏みにじることができれば、「あなたをたたえて言おう」と仰せられました(14)。そして河馬を治めることができるのか、と尋ねられました。河馬は神様の創造物の中で第一(19)に強い筋肉と青銅のような骨と鉄の棒のような肋骨を持っています。また水の中と水の外で闊歩し、川があふれてもあわてません。ヨブがどのようにしてこのような河馬を自由に捕らえ、地の全ての高ぶる者を見つけて、低くすることができるでしょうか。

祈り:主よ!主の正しい主権に挑戦する時、苦痛がひどくなりました。しかし今口をふさいで主が仰せられることに聞き従います。

一言:口をふさいで、主がなされることを見よ


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