聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2012]

2012年 03月 21日 (水)

ヨブ3:1-26
神様に閉じ込められたヨブ

Ⅰ.自分の生まれた日をのろうヨブ(1-19)
 ヨブも続く試練の中で、結局は自分の生まれた日をのろいました。「私の生まれた日は滅びうせよ。・・・神もその日を顧みるな。・・・」(3-9)。彼は死を慕い求めました。「なぜ、私は、胎から出たとき、死ななかったのか。なぜ、私は、生まれ出たとき、息絶えなかったのか。」(11)。このような彼の言葉は、信仰がある人のようではありませんでしたが、その姿を通して、彼がどれだけ大きな苦しみの中にいるのかが、伺えます。それにも関らず、彼は神様を呪いませんでした。
Ⅱ.いのちを嘆くヨブ(20-26)
 ヨブは苦しみを担いましたが、あまりにも辛く、むしろ死にたいと思いました。ところが神様は苦しみの中にいるヨブのいのちをのばされました。ヨブはこのような神様を理解できず、「なぜ、苦しむ者に光が与えられ、心の痛んだ者にいのちが与えられるのだろう。」(20)と嘆きました。彼のうめき声は水のようにあふれ出ました。彼には平安もなく、休みもなく、いこいもなく、ただ苦難だけがありました。しかし彼は神様に閉じ込められていることを知っていました(23)。「神が囲いに閉じ込めている」とは、神様の保護の中にいるという意味です。たとえ彼は苦難の中にいたとしても、その中で、神様は主の御手を伸ばされました。人生を生きて見ると、死にたいくらいに苦しみを受ける時もあります。しかし、そのような時にも、私たちを保護してくださる神様がおられます。

祈り:主よ!いくら辛い苦難の中でも、神様の御手があることを信じます。この神様を信じ、苦難に打ち勝つように助けてください。

一言:苦難の中でも、私たちを守ってくださる主


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