聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2012]

2012年 03月 31日 (土)

ヨブ23:1-17
私は金のように、出て来る

Ⅰ.神様が私を調べられた後に(1-12)
 ヨブは自分の苦しみについて、これ以上友だちと議論しませんでした。彼は今、神様に進み出て、全ての疑問を思う存分投げかけ、解決することを求めました。「ああ、できれば、どこで神に会えるかを知り、その御座にまで行きたい。」(3)。彼は神様の裁きの台に立って、どんな判決が出ても、それに従おうとしました。なぜなら神様の義は変わることなく、またヨブの潔白も信じて、疑わなかったからです。彼は、この信仰によって、苦しみの後に来る望みを仰ぎ見ました。「しかし、神は、私の行く道を知っておられる。神は私を調べられる。私は金のように、出て来る。」(10)。彼は、神様が理由もなしにわざわいをくださったのは、自分を金のように造られるのに目的がある、ことを悟るようになりました。彼がこのように大きなビジョンを持てたのは、神様の主権を信じ、神様の御言葉を尊く思い、その命令に従って生きたからです。
Ⅱ.みこころは一つである(13-17)
 ヨブは、神様がしようとされることは必ず行なわれる歴史の主管者であることを、知っていました。彼は、神様が自分に定められたことを、成し遂げられることを信じました。そしてそのひどい苦しみの中でも、いのちを断ち切らなかった神様を見ながら、恐れを持つようになりました。彼は苦しみの中で、神様を恐れ敬うことを学ぶようになりました。私たちは、苦しみを通して、神様を恐れ敬うことを学ばなければなりません。

祈り:主よ!苦しみの中で、金のように育てられる主の大いなる御旨があることを、信じます。この信仰と望みによって、苦しみに打ち勝つように、助けてください。

一言:金のように


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