聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2012]

2012年 04月 02日 (月)

ヨブ27:1-23
私のくちびるは不正を言わず

Ⅰ.自分の義を堅く保って、手放さない(1-6)
 ヨブは今、外的、内的にひどい苦しみを受けています。人が苦しみを受けると、心がひねくれ、言葉もそのようになります。不平の言葉、不満の言葉を話すようになります。誰の罪なのか、と言って原因を捜します。しかしヨブの決断は大胆なものでした。彼は決して、神様に不満をもらしたり、非難しないと言いました。息絶えるまで、自分の潔白を話さないと言いました(5)。「自分の義を保って、良心は生涯私を責めはしない」と言いました。友だちはヨブが受けている苦難を見て、彼を罪人だと言いましたが、ヨブは罪のない自分を義と認めてくださる神様を信じる信仰を持って、罪を犯しませんでした。
Ⅱ.悪者の分け前(7-23)
 ヨブの友だちは神様を知っているようでしたが、実はあまりよく知りませんでした。神様を知らない悪者のようでした。では、悪者は何を得るのでしょうか。悪者の子どもたちがふえても、剣にかかって滅びます。彼らは苦労して財産を集めても、そのたくわえたものは結局正しい者の所有となります。悪者の最後には望みがありません。悪者の最後は絶望的なものであり、のろいです。恐怖が洪水のように彼を襲います。悪者は、うわべは強く見えますが、内面は恐れに陥ります。この恐れのために、神様の望みに従って生きることができず、利己的で、快楽的で、小市民的な人生を生きるようになります。その心に神様を信じない者は、決して幸福になることができません。

祈り:主よ!私たちが神様の善と義を知り、それを堅くつかむので、力をくださって、義を堅くつかむように助けてください。

一言:神様を知る知識を堅くつかみ


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