聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2012]

2012年 04月 07日 (土)

ヨブ33:1-33
いのちの光で照らされる神様

Ⅰ.苦しみを通して訓練される神様(1-22)
 ヨブの友だちは、「苦難=罪」という因果応報思想に基づいて、苦しみを受けるヨブを罪人とみなしました。このような友だちにヨブは、「自分には罪がない」と主張して、神様と直接言い争おうとしました。エリフは、主権者神様と言い争おうとするヨブの傲慢な態度を見て、咎めました。「なぜ、あなたは神と言い争うのか。」(13)。そして人を教えられる神様について、話しました。人は神様の教えに関心を持たなければ、神様は夢や幻の中に現れ、はっきりと話されます。神様がこのように教えられる目的は、人が自分の考えや企みを捨て、滅びないようにするためです。また、床の上の痛みや骨をしびれさせることを通して、人が謙遜になるように、教えられます(19-22)。クリスチャンが受ける苦難には神様の教えが隠されています。ヨブは苦難に隠された神様の教えの愛に目を向けなければなりませんでした。
Ⅱ.たましいをよみの穴から救い出される神様(23-33)
 苦しみの時に、御使いのうち一人がその人の代言者(仲介者)となり、その人に変わってその正しさを告げてくれるなら、その代言者を受け入れるようになります。それによって、神様は「身代金を得た」と言って、その人を憐れんでくださいます(24)。その時、その人は青年のころに返り、義を回復します。自分のたましいを救ってくださり、光りを照らされる主をほめたたえるようになります(25-30)。

祈り:主よ!苦難を通して謙遜にされ、仲介者イエス様を通して、行なうべきことを教えられ、いのちの光を照らしてくださり感謝します。

一言:苦難の時は、いのちの光を受ける時


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