聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2012]

2012年 04月 17日 (火)

ヨブ40:1-24
口答えできないヨブ

Ⅰ.手を口に当てるばかりです(1-5)
 神様は、神様が行なわれたことを話された後、ヨブに言われました。「非難する者が全能者と争おうとするのか。神を責める者は、それを言いたててみよ。」(2)。以前にヨブは、神様と言い争って勝てる自信がありました(23:6,7)。しかし、偉大な神様と、つまらない自分の姿を発見してからは、「私はつまらない者です。あなたに何と口答えできましょう。私はただ手を口に当てるばかりです。」と告白しました(4,5)。彼は、神様が行なわれた大いなる御業について聞いてからは、自分がどれだけ神様について知らなかったのか、また、自分がどれだけみすぼらしい存在であるのか、を発見しました。そして謙遜になりました。
Ⅱ.自分を義とするために、わたしを罪に定めるのか(6-24)
 ヨブは、自分はつまらない者であることを認めながらも、まだ、何の罪もない自分が苦しみを受けるのは正しくない、という考えが残っていました。神様は、もう一度あらしの中から現れて彼を咎め、彼が神様のように傲慢な者を低くし、悪者をさばくことができるなら、「義と認める」と言われました(14)。そして、「河馬を治めることができるのか。」と尋ねられました。河馬は神様が造られた第一の獣(19)として、強い筋肉と青銅のような骨と鉄の棒のような肋骨を持っていました。また、水の中でも、水の外でも闊歩し、洪水が来てもあわてません。ヨブがどのようにして、このような河馬を自由に操り、地の全ての傲慢な者を見つけて、さばくことができるのでしょうか。

祈り:主よ!主の主権に立ち向かう時、苦しみがひどくなりました。しかし今、口を閉じて、主が行なわれることに従います。

一言:口を閉じて、主が行なわれるわざを見よ


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