聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2015]

2015年 02月 01日 (日)

ヨブ記1:1-22
主は与え、主は取られる

Ⅰ.ヨブの最初の試練(1-12)
 ヨブは潔白で正しく、神様を恐れ、悪から遠ざかった人でした。子どもたちが心でも神様に罪を犯していないか、と心配するほどの義人でした。神様は、このような彼を祝福され、多くの子どもたちと満ち溢れるほどの財産をくださいました。サタンはヨブをねたみ、彼を試みるように、と神様に提案しました。それで、神様は大きな御旨の中で、しばらくの間、サタンの手に渡され、試練を受けるようにされました。
Ⅱ.主の御名をほめたたえるヨブ(13-22)
 サタンはヨブの財産を全て奪った後、今度は子どもたちを死なせました。ヨブは、一晩のうちに、全ての財産と愛する子どもたちをみな失ってしまいました。しかし、ヨブは担い切れないつらい試練の日にも、むしろ神様を礼拝し、ほめたたえました。「私は裸で母の胎から出て来た。また、裸で私はかしこに帰ろう。主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。」(21)。彼は、試練の日に、神様につぶやくことより、賛美しました。彼がこのようにできたのは、祝福してくださる神様の主権を認めただけではなく、祝福を奪い取られる神様の主権をも認めたからです。神様は、祝福してくださいますが、試練もくださいます。しかし、この神様は根本的に、良い方です。私たちが、時には、理解できない試練を受けることがあっても、神様を信じなければなりません。神様の主権に信仰の基礎が据えられた人は、どんな試練に会っても、揺れ動かされることがありません。

祈り:主よ!小さなことでも、神様につぶやいた罪を悔い改めます。試練の中に、主の正しい御旨があることを信じます。

一言:主は与え、主は取られる


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