聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2015]

2015年 02月 06日 (金)

ヨブ記6:1-30
御言葉を拒んだことがないヨブ

Ⅰ.私は聖なる方のことばを拒んだことがないからだ(1-13)
 ヨブにとって、彼が受ける苦難は海の砂よりも重いものでした。このような彼にとって、財産と子どもたちと健康を失うことよりも、さらに苦痛なのは、神様の怒りを受け、神様との関係が断ち切られることでした。彼は、むしろ神様の御手によって、死にたい、と思いました。しかし、彼は、神様の御前で、最後まで信仰の中心を守りました。「私はなおも、それに慰めを得、容赦ない苦痛の中でも、こおどりして喜ぼう。私は聖なる方のことばをこばんだことがないからだ。」(10)。彼は、容赦ない苦痛の中でも、神様の御言葉を拒みませんでした。彼は祝福の時だけではなく、絶望と苦しみの時でも、御言葉にすがりつきました。そのような時、彼は苦痛の中でも、慰めを得て、喜ぶことができました。苦難の時に、私たちは神様につぶやき、御言葉から離れてしまいがちです。しかし苦しみの中でも、御言葉に近づく者は、苦難に打ち勝ち、勝利の人生を生きることができます。
Ⅱ.私に教えよ。私がどんなあやまちを犯したか(14-30)
 ヨブは、友だちが苦しんでいる自分を憐れんでくれることを、期待していました。しかし、彼らはヨブに親切ではありませんでした。彼らはヨブのあやまちを具体的に教えることより、無条件にさばいていました(24)。彼らの言葉は、吹いている風のようであり、ヨブには、何の望みも与えることができませんでした。彼らは、ヨブには、薄情者でした。

祈り:主よ!私がどんな苦しみの中でも、主の御言葉を拒まずに、堅くつかんで、勝利の人生を生きることができるように、助けてください。

一言:苦しみの中でも、御言葉をつかめ


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