聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2015]

2015年 02月 12日 (木)

ヨブ記12:1-25
歴史の主管者である神様

 ヨブは、ツォファルの浅はかな知恵に対して、反論しました。「確かにあなたがたは人だ。あなたがたが死ぬと、知恵も共に死ぬ。」いくら自分が知恵のある者だと誇っていても、人は死んでしまうと、知恵も共に死んでしまいます。このように人間の知恵には限界があります。ヨブもまた、悟りがありましたが、彼の友だちに劣らないと言っています(3)。
 ヨブは神様に祈った時、神様はヨブの祈りに答えてくださいました。それなのに今は、「私は自分の友の物笑いとなっている。潔白で正しい者が物笑いとなっている」と言いました。反面、「荒らす者の天幕は栄え、神を怒らせる者は安らかである。神がご自分の手でそうさせる者は」と言っています。この神様について、ヨブは、「獣や空の鳥、地や海の魚に尋ねよ、それがあなたに教えるだろう」と言っています。「主の御手がこれをなさったことを、知らないものがあろうか」と言いました。全ての生き物のいのちと、すべての人間の息とは、その御手のうちにあります(10)。知恵と力とは神様と共にあり、思慮と英知も神様のものです(13)。神様は、万物の主管者であり、あらゆることにおいて、ご自分の御旨に従って、つかさどる方です。神様の御旨に従って、人を高くすることも、低くすることも、おできになる方です。神様は国々を富ませ、また、これを滅ぼし、国々を広げ、また、これを連れ去られます(23)。地上の国々は、一部の権力者によって、動いているかのように見えます。しかし、この権力者たちを動かしておられる方は神様です。歴史の主管者である神様を信じ、頼る信仰を持つことができるように祈ります。

祈り:主よ!主は万物の主であり、歴史の主管者です。あらゆることを、ご自分の御旨に従って動かされる方です。私がこの神様を信じ、頼って行くことができるように祈ります。

一言:歴史の主管者である神様


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