聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2015]

2015年 02月 13日 (金)

ヨブ記13:1-28
神と論じ合って見たい

 友だちの話を聞かなくても、ヨブ自身が神様のことをよく知っていました。ヨブの神様に対する熱い情熱は、誰にも負けませんでした。彼らが知っていることは、ヨブ自身も知っていることであり、彼らに劣っていませんでした。それでもヨブは、「全能者に語りかけ、神と論じて見たい」と言っています(3)。
 ヨブの友だちの忠告は、ヨブに取って、何の助けにもなりませんでした。「あなたがたは偽りをでっちあげる者、あなたがたはみな、能なしの医者だ。ああ、あなたがたが全く黙っていたら、それがあなたがたの知恵であったろうに。・・・あなたがたは神の代わりに、なんと、不正を言うのか。神の代わりに、欺きを語るのか。」(4-7)。彼らの格言は灰のことわざであり、盾は粘土の盾です(12)。ヨブは、これ以上、彼らと関わりを持ちたくないと願っていました。たとえ神様がヨブを殺すことがあっても、ヨブは神様を待ち望み、なおも、自分の道を神様の前に主張しようと言います。ヨブは神様の救いを信じていました(15,16)。この神様を仰ぎ見て、ヨブは二つのことを神様にお願いしました。「あなたの手を私の上から遠ざけてください。あなたの恐ろしさで私をおびえさせないでください。」なぜ、神様は御顔を隠し、ヨブを神様の敵とみなされるのか、その理由を知ろうとしました。「あなたは吹き散らされた木の葉をおどし、かわいたわらを追われるのですか。実にあなたは私に対してひどい宣告を書きたて、私の若い時の咎を私に受け継がせようとされます。 あなたは私の足にかせをはめ、私の歩く小道をことごとく見張り、私の足跡にしるしをつけられます。そのような者は、腐った物のように朽ち、しみが食い尽くす着物のようになります。」(25-28)私たちも、信仰によって生きて行く中で、苦しみを受けることがあります。「なぜ自分がその苦しみを受けるのか」と、思い悩む時があります。そのような時、神様の御前に進み出て、切なる思いで神様に祈りましょう。

祈り:主よ!時には、苦難の意味が分からず、途方にくれることがあります。主の御前に出て行くので、その理由を教えてください。

一言:主よ、なぜ


<<(1)    前のページ(12)    13    次のページ(14)    (41)>>

聖書別日ごとの糧