聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2015]

2015年 02月 17日 (火)

ヨブ記17:1-16
義人は自分の道を保ち

 ヨブの霊は乱れ、彼の日は尽き、彼のものは墓場だけでした。しかも、ヨブをあざける者らがヨブと共にいるために、ヨブの目は彼らの敵意の中で世を過ごします(1,2)。神様はヨブを民の物笑いとされました。ヨブは顔につばきをかけられる者になりました(6)。ヨブの目は悲しみのためにかすみ、彼のからだは影のようです(7)。ヨブは、「私の日は過ぎ去り、私の企て、私の心に抱いたことも敗れ去った」と言っています。
 それでも、ヨブは正しく生きようと思いました。「正しい者はこのことに驚き、罪のない者は神を敬わない者に向かって憤る。義人は自分の道を保ち、手のきよい人は力を増し加える。」(8,9)。いつの時代にも、正しく生きようとする人がいます。神様を恐れ敬い、神様を堅く信じて、信仰によって生きているのに、何の希望も見い出せず、むしろ悲しみに満ちた人生を生きるしかないことを考えると、ふと疑問に思うこともあります。しかし、罪のない者は、神様を敬わない者に向かって憤ります。どんな状況の中でも、信仰の中心をしっかりと保ち、主の御目で正しい道を歩み続けます。神様は、そのような人を尊く思われます。
 私たちは、イエス様の十字架の血によって、全ての罪と咎が洗い流されました。しかし、この世には、神様を恐れない人々で満ちています。神様の御名が地に落ちたこの時代に、まっすぐに義の道を歩むべきです。すると、イエス様は私たちに生きる力をくださいます。

祈り:どんな時代の中でも、どんな状況の中でも、私たちが信仰の中心を守り、正しい者の道を歩むように助けてください。

一言:義人は自分の道を保ち


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