テマン人エリファズが答えて言いました。「人は神の役に立つことができようか。賢い人さえ、ただ自分自身の役に立つだけだ。あなたが正しくても、それが全能者に何の喜びであろうか。あなたの道が潔白であっても、それが何の益になろう。」(2-4)。エリファズは、神様の御前で、ヨブが正しくないと言いました。ヨブの悪が大きくて、ヨブの不義が果てしないので、責められていると言っています。ヨブが理由もなしに、兄弟から質を取り、裸の者から着物をはぎ取り、疲れている者に水も飲ませず、飢えている者に食物を拒んだからだ、と言っています。彼は、ヨブのことを知りませんでした。そして、当時の、土地を持っている有力者や、そこに住む有名人と同じように考えていました。ヨブが無慈悲で、憐れみの心を持たなかったので、神様がヨブをさばいている、と言うのです。全くのでたらめでした。このようなエリファズの言葉は、ヨブに苦しみを与えるだけです。
　テマン人エリファズはヨブに言いました。「さあ、あなたは神と和らぎ、平和を得よ。そうすればあなたに幸いが来よう。神の御国からおしえを受け、そのみことばを心にとどめよ。」(21,22)。私たちが神様と和解する時、心に真の平和が訪れます。そして幸いを得ることができます。また、神様の御言葉を聞き、その御言葉を心にとどめて、全能なる神様に立ち返る時、私たちは再び立ち直ることができます。全能なる神様は私の黄金となり、尊い銀が私の物になります(25)。私たちが主の御前にへりくだり、ひれ伏す時、神様は私たちを救ってくださいます。(29)。

祈り：主よ！私が神様に罪を告白する中で、罪の赦しを受け、神様と和解し、心に平安を得るように助けてください。

一言：あなたは神様と和らぎ、平和を得よ