聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2015]

2015年 04月 08日 (水)

ヨブ24:1-25
しかし、神は力を持って

 ヨブは言いました。「なぜ、全能者によって時が隠されていないのに、神を知る者たちがその日を見ないのか。」(1)。この世を見ると、強い者が弱い者を虐げています。彼らは欲しいままに、自分の欲望を満たしています。ヨブの友だちは、ヨブが神様の御前で罪を犯したから、神様に懲らしめられ、さばかれていると言っているのに、神様の御前で罪を犯した者たちは、神様にさばかれるどころか、栄えているように思えます。
 しいたげられた者のうめき声が起こり、傷ついた者のたましいは助けを求めて叫びますが、神様はその愚痴に心を留められませんでした(12)。一方で、人殺しは、夜明けに起き上がり、哀れな者や貧しい者を殺し、夜には盗人のようになります。姦通する者の目は夕暮れを待ちもうけ、「私に気づく目はない。」と言い、その顔におおう者を当てます(14,15)。公然と悪を行ない、暗黒の中を歩んでいますが、誰も彼らを止めることはできません。神様は力を持って暴虐な者たちを生きのびるようにされます。彼はいのちがあるとは信じられない時にも立ち上がります。神様が彼に安全をお与えになるので、彼は休むことができます。神様の目は彼らの道の上に注がれます。彼らはしばらくの間、高められますが、結局は消え失せてしまいます。彼らは低くされ、ほかのすべての者と同じように刈り集められ、麦の穂先のように枯れてしまいます。
 この時代を見ると、悪が栄えているようにも思えますが、結局は神様の主権の中にあります。時になると、神様は悪を行なっている者をさばかれます。この神様を信じる中で、私たちは、神様の御目にかなったことを行なうべきです。

祈り:主よ!神様は力を持って暴虐な者たちを生き伸びるようにされますが、時になると、さばかれる方です。この神様を信じる中で、御目にかなうことを行ないます。

一言:全ては神様の主権の中にある


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