聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2015]

2015年 04月 17日 (金)

ヨブ34:1-37
あなたに悟りがあるなら、

 エリフは言いました。「知恵のある人々よ。私の言い分を聞け。知識のある人々よ。私に耳を傾けよ。口が食物の味を知るように、耳はことばを聞き分ける。」彼はヨブが分別力を持って、神様の御声に耳を傾けるようにと促しています。
 ヨブは、神様の御前で、「私は正しい。神様が私の正義を取り去った。」と言いました。
 しかし、エリフは「神様が悪を行ない、全能者が不正をするなど、絶対にそういうことはない。」と言っています。神様は、人の行ないをその身に報い、人に、それぞれ自分の道を見つけるようにされる方です。神様は決して悪を行なわず、全能者は公義を曲げません(12)。
「あなたに悟りがあるなら、これを聞け。私の話す声に耳を傾けよ。」(16)。彼は、ヨブに、
神様に対する主権信仰を持つことを願っていました。
 人は王に向かって、「よこしまな者。」と言うことができず、高貴な人に向かって、「悪者。」とは言えません。この世の権力者に対してもそうです。まして神様は公義の方です。正しくて力ある方を、ヨブは罪に定めようとしました(17)。今、ぶつかっている問題から目を上げ、神様の観点から物事を考えるように、と教えています。神様は非難すべき対象ではありません。恐れ敬い、礼拝すべき方です。

祈り:主よ!苦難の時、神様に向かって不平不満をもらし、神様を悲しませたことを深く悔い改めます。私が神様の観点から物事を見、神様の主権信仰を持つ中で、神様を恐れ敬い、礼拝するように助けてください。

一言:神様の主権


<<(1)    前のページ(32)    33    次のページ(34)    (41)>>

聖書別日ごとの糧