聖書別日ごとの糧   >>   ヨブ記[2015]

2015年 04月 18日 (土)

ヨブ35:1-16
天を仰ぎ見よ

 エリフはヨブに言いました。「天を仰ぎ見よ。あなたより、はるかに高い雲を見よ。」(5)。ヨブが罪を犯しても、神様に対して何ができるのでしょうか。ヨブのそむきの罪が多くても、ヨブは神様に何を成し得るのでしょうか。ヨブが正しくても、ヨ不は神様に何を与えることができるのでしょうか。神様は、ヨブの手から何を受けられるのでしょうか(6,7)。
 人々は、多くのしいたげのために裂け叫び、力ある者の腕のために助けを叫び求めます。しかし誰も問う者はいません。「私の造り主である神はどこにおられるのか。夜には、ほめ歌を与え、地の獣よりも、むしろ、私たちに教え、空の鳥よりも、むしろ、私たちに知恵をくださる方は。」いくら、泣き叫んでも答えはありません。神様は決してむなしい叫びを聞き入れず、全能者はこれに心を留められません(13)。そこで、エリフはヨブに言いました。「あなたは神を待て。」祈っても、すぐに答えがない時、神様の愛を疑ってしまいがちです。悪者が栄え、義人が虐げられているのを見て、神様の真理を疑ってしまいがちです。そのような時だからこそ、現実から目を上げ、神様を仰ぎ見なければなりません。神様の視点から物事を見分ける判断力を培うべきです。せっかちな心を捨て、神様の忍耐を持つことが求められます。神様はいつまでも黙っておられる方ではありません。時になると、神様ご自身が働かれます。この神様に期待する信仰を持つことができるように、祈ります。

祈り:どんな状況の中でも、天を仰ぎ見て、自ら働いておられる神様を待つ信仰を持つことができるように、助けてください。

一言:神様を待て


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