聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2005]

2005年 08月 28日 (日)

詩篇48:1-14
とこしえに堅く建てられる都


Ⅰ.やぐらである神様(1-8)

 詩人は高嶺の美しいシオンの山について話します。全地がその都によって喜びました。その理由は、その町の外的な美しさではなく、その町を守られる神様のためでした。神様はその宮殿で、ご自身をやぐらとして示されました(3)。王たちはシオンの民たちに敵対し、軍隊を集めて攻めて来ましたが、産婦のような苦痛を受け退きました。主が東風でタルシシュの強い海軍を打ち砕かれました。神様はこれを通して、シオンが万軍の主の都であることを示されました。万軍の主が保護される時、どんな敵の手からも安全であることを示されました。神様の敵は次第に巨大な力を動員してシオンの町の民たちを威嚇します。敵に比べ、神様の民はあまりにも無力に見える時があります。しかし私たちは弱々しくても、私たちの神様はやぐらになり、敵の手からとこしえに堅く建てられるのです。

Ⅱ.後の時代に語り伝えるために(9-14)

 神様の救いを体験した詩人は主の恵みを思い巡らしました。それで彼はシオンを巡り、その城壁と宮殿を詳しく見て、後の時代に語り伝えよと言います。これはシオンの町がどれだけ堅い町であるのかを伝えよという意味ではなく、恵みの神様がシオンの町をどれだけ堅く守ってくださったのかを伝えよ、という意味です。この神様は私たちをとこしえに導かれる神様です(14)。


祈り:主よ!弱い自分だけを見ていた罪を悔い改め、やぐらである主に逃れます。敵を退け、私を助けてください。

一言:私をとこしえに堅く建てられる神様


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