聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2015]

2015年 08月 02日 (日)

詩篇2:1-12
天の御座に着いておられる方は笑う

 主は、造り主であり、王の王です。主は、ご自分が油を注がれた王を建て、全地を神様の教えと義で治めようとされます。しかし、主と、油を注がれた者とを認めることができず、怒る人々がいました。彼らは、主のかせを打ち砕き、綱を解き捨てようとします。主の統治から逃れ、独立しようとします。主の教え、その教えから出る思想と、倫理と、法令から抜け出して、自由に生きようとします。彼らは、主に敵対し、主の教えに敵対する哲学と思想、宗教を作り出します。自分勝手に生き、肉の快楽を楽しみ、罪を犯しても、恐れを感じなくてもよい思想と倫理と文化を作り出します。「主は、造られた神に過ぎない。」「絶対で、唯一の真理は存在しない」と主張します。主と、主の教え、それに従う義人たちを憎み、攻撃します。人類の歴史の中で、いつも、そのような試みがあり、今も存在します。私たちは、私たちの時代の中に蔓延する、このような思想と文化を分別し、戦わなければなりません。
 異邦の国と世の王たちは、主に敵対します。彼らは力を合わせて、知恵を集めれば、主の束縛から抜け出すことはできる、と考えます。偉大な力と技術を持った自分たちが、どうして主の統治を受けて、生きなければならないのか、そのくびきを断ち切っても、自分のたちの力で、いくらでも生きることはできると企み、あざ笑います。主は、彼らの企みと攻撃にも関わらず、ご自分の子を、王としてシオンの山に、お立てになりました。神様に敵対する企みと、攻撃は決して成功することができません。神様は、必ず、ご自分の御旨を成し遂げられます。神様がお立てになった王は、敵対する全ての勢力を、徹底的に打ち砕かれます。地の果てまで、治める全地の王となります。この王は、究極的には、イエス・キリストを指します。十字架と復活で、サタンの頭を砕かれたイエス様は、将来、再び来られ、全地の敵を滅ぼされます。主の教えと正義で治める、一つの国を建てられます。これが私たちの信仰であり、生きる望みです。虚しい人間の知恵と傲慢を捨て、恐れ敬う心で主に仕え、喜ばなければなりません。すぐに、イエス・キリストと口づけし、受け入れなければなりません。そうしないと、主の御怒りによって、滅びるようになります。主に逃れる者はみな、幸いです。
適用:傲慢な者が、どれだけ長く栄えるでしょうか。
一言:その者たちをあざけられます


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