聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2015]

2015年 08月 04日 (火)

詩篇4:1-8
私の心に喜びを下さいました

 どんな状況の中にいるのか定かではありませんが、詩人は、あまりにも困難な状況の中にいました。不当な理由で、侮辱と非難を受けて、責められていました。どうかすると、彼が義を追い求め、敬虔な生活をしようと労苦したために、受けたことのようでもありました(3)。多くの人々から責められ、むちで打たれる時、ひどく委縮し、恐れたことでしょう。詩人は、「私の義なる神」に叫び、訴えました。私の義を知っておられる神様、私の恐れを取り除いてくださる神様に進み出て、祈りました。
 詩人は祈りながら、主が私の側におられることを、確信しました。神様が私の側におられることが、あまりも誇らしく思いました(3)。主が、だれが正しいのか、何が善なのかを見せてくださることを、確信しました(6)。恐れ、委縮した詩人は、神様によって、胸をはりました。恐れていた敵を叱り、教えました(3-5)。彼は堂々としていて、自信満々でした。主が、彼の心に、世が奪うことのできない喜びと平安をくださいました(7,8)。敵は、穀物と新しいぶどう酒が豊かにあることを喜びます。豊かに積み上げて、積み上げた物によって、豊かさと安定と平安を喜びます。しかし、詩人には、その喜びよりも、さらに大きな喜びと平安があります。問題がなく、心ゆくまで平安を味わい、苦難がみな解決されてから、横たわるのはありません。私の側におられる主、私のことを一番よく知っている主、私を安全に守ってくださる主に頼ることによって来る平安と喜びのために、そうすることができます。険しい世の中で、私は弱く、足りない者です。しかし、私を選ばれ、私を安全に守ってくださる主がおられます。主は、私が無防備の状態で眠る時にも、私を守られます。この神様を仰ぎ見る時、本当の喜びと平安が与えられます。この信仰から、自信、大胆さ、堂々とした様が出て来ます。
適用:私の心には、どんな喜びが最も大きいのか
一言:穀物と新しいぶどう酒の豊かさにも勝る喜び


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