聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2015]

2015年 08月 07日 (金)

詩篇7:1-17
私の盾は神にあり

 詩人の後を追い掛ける者たちは、獅子のようでした。猛烈な勢いで獲物を追い掛ける獅子のことを考えてみましょう。獅子は足の爪で獲物を捕らえ、鋭いきばで首の骨をかみ砕き、体を引き裂くように食らいます。詩人は祈りました。「私の神、主よ。私はあなたのもとに身を避けました。どうか、追い迫るすべての者から私を救ってください。私を救い出してください。」(1)。彼が神様に逃れる理由は何でしょうか。「私の盾は神にあり、神は心の直ぐな人を救われる。」(10)。簡単に言うと、神様は私を守る盾であり、心がまっすぐな人に勝利をくださる方だと言うことです。盾は、敵の攻撃から自分を守る、道具です。神様が私の盾になるなら、誰も私を害する者はいません。神様は、最も安全で、頑丈な盾です。主の翼のもとが、最も安全な避け所です。主に逃れる者は、深い夜に、風雨が吹き荒れても、その翼のもとで、平安に休むようになります。父親が守ってくださるからです。
 神様は、心がまっすぐな者を救ってくださる方です。正しい審判者です(11)。詩人は、自分の無罪を明らかにしました。敵が告発したことを実際に行なっていたり、手に罪を犯したり、悪によって報復したり、理由もなしにかすめ取っていたなら、敵に引き裂かれるようにしてください、と言いました。神様は、義と誠実とに従って、さばかれる方です。悪者の悪を断ち切り、義人を立てる方です。神様は、人の心と良心をご覧になる方です。その方は、心がまっすぐな人を救われます。ダビデは、この神様を信じました。そして獅子のように走り回る敵を恐れませんでした。なぜなら、彼らが掘った穴に落ち込み、彼らのわざわいが彼らの頭に降り注がれ、その暴虐が彼らの脳天に下るからです。彼は神様の義によって感謝し、いと高き神様の御名をほめたたえました。
適用:苦難の時、どこに逃げ込むのか
一言:神様は私の盾


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