詩人は歌いました。「私たちの主、主よ。あなたの御名は全地にわたり、なんと力強いことでしょう。」全地に神様の栄光が満ちています。万物には、主の権威と巧みさが現れています。主の指のわざである天、整えられた月や星が輝いています。主の御力は、なんと力強いことでしょう。ところが、主に敵対する人々は、この世を悪くしようとします。主の敵と、報復する者たちによって、この世は汚されます。そうであっても、神様は、幼子たちと乳飲み子の口から神様を賛美するようにし、彼らを鎮めました。神様は、弱い者を強くされ、「強い」と言う者を辱められました。愚かな者を知恵ある者にし、「知恵ある者」と言う者を、辱められました。全地に渡り、主の摂理が何と強いことでしょう。
　特に、詩人は人に現れた神様の力強い恵みを見ました。「人とは、何者なのでしょう。あなたがこれを心に留められるとは。人の子とは、何者なのでしょう。あなたがこれを顧みられるとは。」宇宙万物の中では、人は小さな存在に過ぎません。まして、弱く、罪深い者です。ところが、このように小さく、みすぼらしい人間を、神様は尊く思い、救われます。「価値がない」「何の役にも立たない」とは言われず、神様よりいくらか劣るものとし、栄光と誉れの冠をかぶらせました。万物の霊長として、主が造られたものを治めさせ、万物をその足の下に置かれました。自分は、罪によって苦しみ、嘆き、敵に追われる者ですが、自分に向けられた神様の御心を考える時、感動します。神様は、私を神様の子どもとされ、天の御使いが仕えるようにされました。「私たちの主、主よ。あなたの御名は全地にわたり、なんと力強いことでしょう。」
適用：主の御名を賛美
一言：なんと力強いことでしょう