聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2015]

2015年 08月 11日 (火)

詩篇11:1-7
主に身を避ける者

 ダビデは、正しく生きていて、危機に出会いました。悪者が暗やみの中に潜み、弓を張って、ダビデのいのちを狙っていました。人々がダビデに向かって言いました。「鳥のように、おまえたちの山に飛んで行け。拠り所がこわされたら正しい者に何ができようか。」一度、苦難を避けて生きて見よ、と言うのです。しかし、ダビデは、鳥のように山に逃げて生きませんでした。彼は主に身を避けました。苦難を避けようとはせずに、主に頼って、苦難を克服しようとしました。世の中を見ると、悪者が大きく見え、恐ろしく見えます。信仰によって生きるなら、彼らに負けて、滅びるかのように思えます。しかし主に身を避けるのは、勝利の道です。主は、苦難の日に逃れる、生ける町です。主は、私たちの永遠の拠り所です。主に身を避ける者は、決して滅びません。
 悪者たちは言います。「主は、どこにいるのか。」しかし、ダビデは、主の臨在の中で、生きています。主が彼の主なる宮におられます。主は、天の御座におられ、世界を統治します。その目は人間を見ています。悪を行なう者を憎み、さばかれます。義人をご覧になり、正しい者に主の御顔を見せてくださいます。恵みに満ちた主の御顔を見る時、苦難に満ちた世の中で、平和を得ることができます。それが、主に身を避ける人が受ける天の祝福です。また、信仰によって生きる人が得る勝利です。
適用:悪い時代に、私が実を避ける所はどこか
一言:主は私の避け所


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