聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2015]

2015年 10月 01日 (木)

詩篇19:1-14
神様がくださった二つの賜物

 自然は、神様の作品です。作品には、作った人の力と性格、伝えようとするメッセージが込められています。人は変わり、人の思想と文化も変わります。しかし、昼は昼に知識を伝え、夜は夜へ知識を伝え、昼と夜は世の終わりの日まで、変わらない知識を現わしています。人の言語と他の言語で、人のことばで表現できないものまでも、話しています。神様の栄光を語り告げ、神様がその御手で行なわれた業を現わしています。神様が、どれだけ大いなる方で、全能なる方なのか、どれだけ知恵があり、真実で、美しい方であるのか、天と地は賛美しています。よく、自然を狭めてしまいます。自然だけを見るのではなく、自然の中におられる神様、自然が叫ぶ声、自然が現わす神様の栄光を、見て、聞いて、感じて見ましょう。詩人にならないわけにはいけません。自然に歌うようになり、踊りたくもなります。心は、太陽のように明るくなり、知恵が生じます。たましいが生かされ、力が生じます。
 神様の御言葉は完全で、正直で、純粋なものです。御言葉は疲れた人のたましいを蘇生させます。心を喜ばせ、目を明るくし、正しくします。詩人は、神様の御言葉の価値を、知っています。神様の御言葉を味わって見ました。純金よりも価値があり、蜜よりも甘いことを知っていました。それで、彼は神様の御言葉を、世の何よりも、さらに慕い求め、黙想しました。詩人はまた、神様の御言葉で、警告を受けました。警告を受け、御言葉を守りました。その報いは、本当に大きなものです。神様の御言葉は、危険と誘惑から詩人を救い出し、彼の人生を岩の上に置きました(14)。御言葉を慕い求め、楽しんでいますか。人は鈍く、真実ではなく、不純です。詩人は、自分のあやまちを悟る者がなく、隠されたあやまちから抜け出せる人がいないことを、知っていました。人が、どれだけ罪に弱く、腐敗しているのかを知っていました。詩人は、自分も例外ではないことを知っていました。自分が故意に罪を犯し、罪に支配される者になることを恐れました。それで、彼は神様の助けを求めました。神様の御言葉を黙想し、御言葉の支配を受けることを願いました。行ないだけではなく、口から出ることば、目に見えない思いまでも、主の心を喜ばせることを願いました。それほど、神様を喜ばせたい、願いが強くありました。また、言葉と思いが、行ないと生活に及ぼす影響は大きいことを、知っていました。それで、自分の口のことばと、心の思いが御言葉から抜け出さないように、罪がそれを支配しないように、願いました。

祈り:私は何を慕い求めているのか

一言:純金よりも好ましい御言葉


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