聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2015]

2015年 10月 03日 (土)

詩篇21:1-13
主に信頼し

 過去、王は苦境の中にいました。敵の攻撃によって、命の危険にさらされる状況の中にありました。「もう、他に方法はない。」「もう、道がない。」「もう、おしまいだ」という心境だったでしょう。絶望的な状況の中で、ただ、神様に叫び求めるしかありませんでした。ところが、その時ごとに、奇蹟が起こりました。主が彼を救ってくださいました。救いを求める彼の心の願いをかなえ、くちびるの願いを、退けられませんでした。いのちを救ってくださり、主の美しい祝福で、受け入れてくださいました。純金の冠を頭に置かれ、彼を高めました。詩人は、今の王が今に至ったのは、神様がくださった祝福であること、を告白しています。私の人生を顧みる時、神様の恵みと救いの御手が及ばないところはない、と告白せずにはいられないでしょうか。王には、今、彼を憎む敵がいます。敵は、王を害するために、陰謀を企てました。王であるので、彼には頼れる人が多くいました。しかし、王は、その何よりも、主に信頼しました(7)。それは、過去の多くの体験を通して、神様が力であり、救いであることを確信したからです。このような王を、神様は助けてくださり、ゆるがないものにしてくれます。王の手が、全ての敵を見つけ出し、打ち滅ぼすようになるでしょう。神様が王の側なので、敵の謀略と攻撃は、決して成功しません。失敗し、逃亡し、滅ぼされてしまいます。王は、危機の中にいる時、過去、彼が体験した神様を覚えました。神様を覚えながら、王は、堅く主に頼るようになります。今、危機を迎えていますか。恐れ、目の前が暗くなっていますか。今まで、私を導かれた私の力、私の救いである神様を覚えましょう。その方の御手を、一つ一つ顧みましょう。すると、神様の救いを確信する信仰が生じます。主をあがめ、賛美するようになります。主に頼るようになります。神様に頼る者は、必ず勝利します。

祈り:主を仰ぎ見て、頼っていますか

一言:主は私の力、私の救い


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