聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2015]

2015年 10月 08日 (木)

詩篇26:1-12
私が誠実に歩み、主に信頼したことを

 26篇は、試練の中でささげた祈りとして、知られています。詩人は、神様の前で、自分がどのように生きて来たのかを、告白します。詩人は、正しく生き、主に頼って、よろめいたことはありませんでした(1)。真理に従い(3)、虚しいことを好む人、二つの心を持った人々と、交わりませんでした(4)。悪を行なう者の集まりに、参加しませんでした(5)。それで、罪人と一緒に、いのちを取らないように、と祈っています(9)。これからも、しみもなく、生きようとするので、救ってくださり、恵みを施してくださるように、求めています(11)。詩人は、試練の中にいましたが、救いの主によって、不安になりませんでした。自分が立っている所が平安であり、しっかりとした場だと言いました。そして、主をほめたたえました(12)。
 詩人は、心の奥底から神様に頼りました。「私を調べ、私を試みてください。」(2)。「私の心の中を、一つ一つ顧みてください。」という意味です。これは、神様の御前で、恥ずかしくないように、生きた人が言える告白です(1)。「私が誠実に歩み、よろめくことなく、主に信頼したことを。」「よろめく」とは、「滑る」「揺れ動く」という意味です。しみもなく生きて来たのに、試練を受けなければならない時、ゆれ動いたり、つまずきやすいです。しかし、詩人は、ゆれ動かず、神様に頼ったので、「私を弁護してください。」と祈っています。これは、「私の無罪を明らかにしてください。」という意味です。主にだけ頼り、ゆれ動かさずに、生きて来た人は、試練の中でも、とまどうことなく、大胆に祈ることができます。

適用:試練の中で、ゆれ動かされますか

一言:主に頼りましょう


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