聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2015]

2015年 10月 09日 (金)

詩篇27:1-14
主に願う一つのこと

 詩人の一つの願いは、主の家に住みながら、主の麗しさを仰ぎ見、その宮で、神様を慕い求めることでした(4)。神様の家に住みながら、主の麗しさを仰ぎ見、慕い求めることは、新郎と新婦の関係に置きかえることができます。新婦には、新郎が美しく見えます。いくら仰ぎ見ても、あきません。しばらく離れると、すぐに恋しくなります。いつも慕い求め、待ち望みます。詩人は、新婦が新郎に接するように、神様を愛し、仕えようとしました。神様と交わりたい、と思いました。詩人は王です。彼も、他の王たちのように、この世で、美しい物、良い物を、貪って見ることもできました。しかし、詩人は、主が私の光、私の救いと告白しています(1)。この世で、良い物がたくさんあるように見えますが、そこには、敵たちが待ち伏せしています。敵が陣をはって、敵対し、戦争を起こして、撃とうとします。そのような世で、そのような敵を考えるなら、恐れ、不安になります。しかし、神様が光、救いであるので、詩人は誰も恐れませんでした。神様が敵をつまづかせるので、戦争が起こって、攻めて来ても、平安です。神様は、ひそかな所に、その人を隠されます。たとえ両親が捨てても、神様は私を受け入れてくださいます。
 詩人は、外側は麗しく、良く見えても、世のものを仰ぎ見るのではなく、本当に美しい神様を仰ぎ見、神様を愛し、神様と交わろうとしました。それが、彼の唯一の願いでした。詩人は、それを神様に求めました(4)。

適用:私が求めているものは何か

一言:神様を慕い求めること


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