聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2015]

2015年 10月 11日 (日)

詩篇29:1-11
ご自身の民に力をお与えになる

 主は、全ての力ある者から賛美を受ける力ある主です。主の御名は、礼拝されるのに、ふさわしい聖なる御名です。詩人は、主の御声を雷鳴として表現し、その力と威厳を賛美しました。荒野で、天から雷鳴が鳴り響けば、杉の木を引き裂き、天地が子牛のようにはねまわります。その火花が荒野をゆれ動かし、大森林を裸にします。主の御声は、このように、世になり響き、燃やします。世の中に、うるさい騒音が多くあります。神様を非難する悪者の声が大きいです。時には、神様が何の声も発せられないようで、もどかしいです。しかし、神様は静かにおられる方ではありません。栄光と威厳の雷鳴で、傲慢な世の中をさばかれます。私たちが雷に恐れおののくなら、雷を造られた神様の御声は、どれだけ大きく、恐れるべきものでしょうか。私たちは、耳を開いて、世の中をゆれ動かされた神様の御声を聞かなければなりません。すると、世の中の虚しい声を恐れなくなります。神様を礼拝する、聖なる生活ができるようになります。
 神様は、傲慢な世に、大洪水を起こし、人は王ではないことを、示されました。神様は、永遠に、御座に着いておられ、世を統治する王です。神様の御座が、悪者には、さばきの座ですが、神様の民には、恵みと祝福の座です。その御座から神様の民たちに与えられた力と平安が流れ出ます。世の中には、恐れが絶えません。神様がくださる力と平安がなければ、私たちは、悪い世の中に逆らって、進み出ることができません。主が恵みの御座で、くださる力と平安だけが、私たちを世から守ってくださり、勝利の道に導いてくれます。

適用:誰の力で、世の中を生きているのか。

一言:主は私の力


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