聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2015]

2015年 10月 12日 (月)

詩篇30:1-12
御怒りはつかの間、いのちは恩寵のうちに

 ダビデは、成功した時、自分が永遠に揺れ動かないと思っていました。ところが、主が彼から顔をそむけられると、死の穴に落ち、敵の嘲笑を受けました。死の穴で、もう主を賛美したり、主の真理を宣布できないことを恐れました。彼は主に叫びました。「主よ、私が間違っていました。私を癒してください。私に恵みを施して、私を助けてください。」人は、自分の弱さをよく忘れる傲慢な存在です。神様が顔をそむけ、死の限界の前に立って見って、「あ、今まで、成功してきた人生は、全て主の恵みだったのか」と悟るようになります。私が主を賛美し、御言葉を伝える祝福された人生を生きているなら、ただ、主の恵みによるものです。今、主に懲らしめられて、死の苦しみの中にいるなら、絶望せずに、主に叫びましょう。「主よ!主の恵みで、私を回復させてください。」
 主は、ダビデの祈りを聞いてくださいました。彼を治してくださり、墓から引き上げてくださいました。ダビデの喜びがどれだけ大きいのでしょうか。彼は、聖徒たちの前で、主をあがめ、賛美しました。彼は、主の御怒りはつかの間で、いのちは恩寵のうちにあることを、悟りました。夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがあることを、体験しました。罪を犯し、懲らしめを受ける時、死ぬ思いがします。しかし、主は、私たちが悔い改めて、叫ぶ時、回復し、生かしてくださいます。嘆きを踊りに変え、荒布を解いて、喜びを着せてくださいます。罪を犯して、心が夜のように暗い時にも、望みの朝を期待することができます。罪を赦し、喜びが満ちあふれる生活を回復してくださる主が、そばにおられるからです。恵みの主は、私の望みです。

適用:悲しみの続く夜でしょうか

一言:朝には、喜びが訪れる


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