聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2015]

2015年 10月 13日 (火)

詩篇31:1-24
主は私の神

 ダビデは、苦境に処せられました。敵が彼を辱しめ、非傍しました。ひそかに罠を張って、彼を捕えようとしました。彼の苦しみは、外部にいる敵だけによるのではありませんでした。自分の罪のために、弱くなり、悲しみと嘆息に陥りました。まるで、割れてしまった器のような状態でした。内外に敵が満ちていれば、絶望してしまいます。しかし、ダビデは主に逃れて行きました。彼は不義によって、神様に助けを求める状況ではありませんでした。しかし、主の公義と恵みに頼って、救いを求めました。彼は主に告白しました。「主は、私の神。」「私の神様」は、敵が満ちている世の中で、いつも、私の側につかれます。たとえ、私に罪が多くても、変わることなく、私を愛されます。主を、「私の神様」だと信じて、頼る人は、苦境の中でも、絶望しません。神様が堅い岩と、救いのとりでであるからです。
 ダビデの嘆きは、感謝と賛美に変わりました。彼は、主に避ける者のために、施してくださる大きな恵みを体験しました。彼が絶望の穴から叫び求めた時、主は彼の祈りを聞かれました。彼を、人の企みとそしりから救い出されました。何より、彼の内面を変えてくださいました。悲しみで弱くなっていた彼が、主の驚くべき愛を経験して、心が強くなりました。霊的な成長は、理論では起こりません。苦難の前に絶望せずに、主の御前に進み出なければなりません。叫び求める主に会わなければなりません。神様は、このような信仰の人を喜ばれ、「その人の神様」になってくださいます。

適用:苦しみの中にいますか。

一言:それでも、主は、私の神様


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