聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2016]

2016年 03月 06日 (日)

詩篇38:1-22
私を見捨てないでください。

 ダビデは自分の罪によって苦しみます。彼は、まるで神様が矢で自分を突き刺し、首を絞められているような苦しみを感じました。罪によって、神様の怒りが彼の肉から完全なところをなくされました。罪意識によって、骨が衰える苦しみを受けました。罪意識があまりにも大きく、担いきれませんでした。罪は傷となり、腐敗し、悪臭を放ちました。体から完全なところがなくなり、何の力も使うことができませんでした。心は不安となり、苦しむあえぎ声が出て来ました。彼の心はわななき、気力は衰え、目もよく見えませんでした。人々は罪をあまりにも軽く考えます。しかし、罪の代価は死です(ロマ6:23)。罪は、霊的、肉的な人を滅ぼします。その時、誰かが少しでも慰めてくれたら良かったのに、みんなは彼の側から離れて行きました。敵は、今だと思い、完全に彼を滅ぼそうと、わなをしかけ、企みます。しかし、ダビデは、このような状況の中で、絶望したり、自虐したりしませんでした。彼は神様に恵みを求めました。彼は自分の罪を隠したり、弁明したりはしませんでした。神様の前で、罪を告白し、罪によって悲しみました(18)。神様を仰ぎ見て、神様の答えを求めました。神様が彼を見捨てないように、と祈りました。彼にとって、最も心配すべきことは、王位や人々の評価ではありませんでした。神様に捨てられることでした。彼は、神様が自分を罪から救ってくださるように、と祈りました。神様だけが、彼の罪の問題を解決できるからです。神様は私たちに、真実な悔い改めを求められます。私たちが真実に悔い改める時、遅延なく、すぐに救ってくださいます。十字架の上の強盗も、真実に悔い改めると、主がすぐに楽園に導いてくださいました(ルカ23:43)。ありのままの姿で、主の御前に出て行き、悔い改める時、真実で正しい主は私たちの罪を赦してくださり、すべての不義からきよめてくださいます(Ⅰヨハ1:9)。

適用:罪によって苦しんでいますか。

一言:主は、悔い改める人を捨てません


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