聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2022]

2022年 01月 27日 (木)

詩篇89:1-18(1)
主の恵みをとこしえに歌います

主は恵みがあり真実な方です。力ある方で、全能であられる方です(13)。神様は、天地を創られた創造主であり、天と地の基を据えられた方、全てを統べ治められている方です(11)。万物と人間と神々の上におられ、世界を治める方です。波が逆巻く時、それを鎮められ、敵を打ち砕いて散らされます。神様は今もなお生きておられ、その強い御手で世界と私の人生を治めておられます。

 神様は国々の民の中から、ダビデとダビデの子孫を選ばれました。ダビデの裔をとこしえまでも堅く立てられ、王位を代々限りなく打ち立てると契約を結ばれました(3)。その契約は、ダビデの子孫から生まれるイエス・キリストとその子孫である私たちに受け継がれました。私たちは、ダビデの契約の中にいます。ダビデの子孫をとこしえに堅くすると契約された神様が、強く能力あるお方であられるのは、どれほど良いことでしょうか。何よりも、恵みある、真実なお方であることは何と幸いなことでしょうか。私たちには真実もなく、強さもありません。もし、私たちの神様が恵みもなく、真実がなければどうなるでしょうか。いつ取り消される分からない契約のことで、不安になり恐れ震えるしかありません。しかし、神様は恵みあるお方です。とこしえに変わらない真実なお方です。この神様のゆえに契約は守られ、このお方の中で私たちは平和と希望に満ちた人生を生きるのです。私たちが神様の契約の中にいる者であることに感謝し賛美します。

 神様の民のまことの力と角、盾の栄光とは何ですか。主である神様の力こそが栄光であり、盾です。この主に頼り、仰ぎ見て賛美する者は幸いです。彼は、主の御顔の光の中を歩み、暗闇を照らす、驚くべき光の中に招き入れる使者として生きるのです。神様は彼を高く上げられます(16)。



適用:誰に頼りますか

一言:恵みがあり真実な神様



2022年 01月 28日 (金)

詩篇89:19-52(33)
私の真実を偽らない

神様は、ダビデを選んで王として立てて下さいました。ダビデの生涯には、数多くの敵が現れ、危険と罠と苦難がありました。到底抜け出せないような危機に、何度も直面しました。しかし、敵はダビデに害を加えることはありません。危険と苦難はダビデを倒すことが出来ません。神様はご自分が選んだダビデと共にされ、彼を堅く、力ある者にされたからです。神様はダビデの敵を打ち砕き、彼を憎む者を打ち破り、彼の角を高く上げられました。又、彼の子孫をいつまでも、彼の王座を天の日数のように続かせると約束されました。神様はご自分が選ばれた子供と一緒にされます。その子を守り、強くされました。

 もしダビデの子孫が神様の命令を守らないなら、どうなりますか。杖をもって彼らの背きを、むちをもって彼らの咎を罰すると言われます。神様は、ご自分の選んだ民が神様の律法を離れて生きることを放っておかれません。民を愛し、選び、とこしえに堅くすると約束されたので、むちをもって、罪から離れ立ち返るようにさせます。

 主の民が神様の命令を守らず、神様がその民に懲罰を与えたら、神様の契約は破れたことになるのでしょうか。神様は人間の罪と反逆にもかかわらず恵みを施し、真実を貫き通されます。神様の聖によって誓った契約を必ず守られます。現在、神様の民たちの立場は惨めな状態です。イスラエルの罪のゆえに神様は怒りを発しました。主の民は恥辱を受け略奪されています。詩人は、神様の契約を覚え、その契約に基づいてただ祈ります。彼は、神様は激しく怒られましたが、変わらない神様なので契約を破棄しお捨てにならないことを確信しました。それで彼は祈ります。私たちは自分の罪ゆえ厚かましくても、ご自分の民に向けられた変わらない主の恵みと真実と契約を信じるべきです。詩人のように主の品性と契約に頼り、主に出て行き祈らなければなりません。



適用:真実でない私自身を見てはいませんか

一言:神様は真実です


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