聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2022]

2022年 06月 18日 (土)

詩篇105:1-23(19)
主のことばは彼を錬った

 詩人は「主に感謝し、御名を呼び求めよ。そのみわざを諸国の民の間に知らせよ」と言います(1)。「主とその御力を尋ね求めよ。絶えず御顔を慕い求めよ」と言います(4)。その理由は何でしょうか。それは歴史の中で主が彼らの先祖に成し遂げられたことのためです。主は彼らの先祖アブラハム、イサク、ヤコブに「わたしはあなたにカナンの地を与える。あなたがたへのゆずりの地として」(11)という約束の御言葉をくださいました。神様はこの約束を果たすために、だれにも彼らを虐げさせず、彼らのために王たちを戒められました。また、イスラエルがエジプトの地で大きな民族になるようにするため、ヨセフを先に行かせました。ヨセフがエジプトに行く時、彼の足は苦しみのかせをはめられ、その首は、鉄のかせに入れられました。彼のことばがそのとおりになる時まで彼は多くの苦難を受けました。時になると王は使いを送ってヨセフを解放しました。ヨセフは釈放されるだけでなく、エジプトの総理大臣となって王の全財産と王の高官を治めるようになりました。ヨセフ一人によって、イスラエルもエジプトに来ることになりました。主は先にヨセフ一人をエジプトに導いて準備させました。夢を通して御言葉をくださり、その御言葉がそのとおりになる時まで、多くの苦難を受けさせられました。主のことばは彼を錬りました(19)。そして、先祖に与えられた約束を成就させてくださいました。



適用:主はどんな方ですか

一言:約束を守るためにことばで一人を錬ります



2022年 06月 19日 (日)

詩篇105:24-45(42)
聖なることばを

 エジプトで主は、ご自分の民を大いに増やされました。主はエジプトの人々の心を変えて、ご自分の民を憎ませ、ご自分の民を悪賢く扱うようにされました。エジプトの王は、残忍で狡猾な方法でイスラエル人を苦しめました。この時、主はそのしもべモーセとご自分が選んだアロンを遣わされました。彼らは人々の前で主の数々のしるしを行い、もろもろの奇跡を行いました。本文では「主が命じられると」という表現が強調されています。主が命じられると、いろいろな災いが起きました(31、34)。しかし、エジプトの王は主のことばを守りませんでした。主はエジプトの長子をことごとく打たれました。この災いによって、王とその臣下たちの心に神様のことばに対する恐れが下りました。一刻も早くイスラエル人がエジプトから出て行くよう促しました。荒野の道で、主はイスラエル人を昼は雲の柱、夜は火の柱によって導いてくださいました。天からのパンで彼らを満ちたらせ、岩から出る水を飲ませてくださいました。このすべてのことは、主が彼のしもべアブラハムへの聖なることばを覚えておられたからです。主が昔アブラハムにくださったことばが、時になると、そのまま成就しました。エジプトの王に言われた「わたしの民を去らせなさい」という命令もそのまま成就しました。神様の口から出るすべてのことばは、必ず成就します。 世の中で一番恐れるべきことは、主の口から出ることばです。



適用:主のことばが与えられた時にはどうすればいいですか

一言:感謝して従うべきです


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