聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2022]

2022年 06月 29日 (水)

詩篇113:1-9(6)
身を低くして天と地をご覧になる

この113篇と続く114篇は、当時、過越しの祭りの食前に歌われたとされています。この詩篇のテーマは、主のご支配が地の隅々まで及んでおり、どんな小さな者をも神はご覧になっている、というものです。それで作者は、主のしもべたちに、主の御名をほめたたえよ、と呼びかけています。今よりとこしえまで主の御名がほめたたえられるように、と賛美しています。日の昇るところから日の沈むところまで、主の御名はほめたたえられるのにふさわしいです。主はすべての国々の上に高くおられ、その栄光は天より高いです。主、私たちの神様のような方は他にはいません。

 9節の「子のいない女を、子を持って喜ぶ母と…」は、ハンナを歌っている言葉だと言われています。ハンナは、長い間不妊に悩みましたが、その苦悩の中から立ち上がって主に祈り求めるようになりました(Ⅰサムエル1:9,10)。神様はハンナの祈りにこたえ、男の子を与えてくださいました。私たちの神様は、このようなお方です。主である神様が私たちをご覧になり、私たちを引き上げ、私たちを楽しませてくださいます。いと高き所におられますが、ご自分を低くされ、天と地をご覧になり、弱い者をちりから起こし、貧しい者たちをあくたから引き上げてくださいます。主である神様を心から賛美します。



適用:私たちの神様はどんなお方ですか

一言:ご自分を低くしてご覧になられる方


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