聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2022]

2022年 08月 24日 (水)

詩篇116:1-117:2(2)
私は生きているかぎり主を呼び求める

 詩人は主を愛します。主が彼の声、彼の願いを聞いてくださる方だからです。詩人は死の間際まで行った経験がありました。死の綱が取り巻き、よみの恐怖を味わいました。彼の状態を知った者は、「彼はもう終わった」「死から逃れることはできない」と偽りを言います(11)。苦しみと悲しみで涙を流し、嘆息するしかありませんでした。自らの力ではどうすることも出来ず、人の助けもあてにならないとき、詩人は主の御前に出て、主にすがりました。彼は神様の能力を信じ、祈りを聞いてくださると信じました(10)。信仰によって、主の御名を呼び求め、救いを求めました。その時、奇跡が起こりました。主が彼を救ってくださったのです。抜け出せないような死の綱から、立ち上がることも出来そうにないつまずきから救い出してくださいました。主は恵み深く、義であり、あわれみ深い方です。詩人はこの体験から、神様はうめきや呼び求める声に耳を傾けておられ、その声に背くことはないと確信しました。すんでのところで命が救われただけでも喜びでしたが、彼の声に耳を傾けておられる主に出会えたことも更に喜びでした。主を愛さずにはいられませんでした。

 詩人は確信をもって言います。生きているかぎり主を呼び求めると。主が彼の声に耳を傾けておられるのを知り、祈らずにはいられませんでした。私の主が私の声とお願いに耳を傾けておられる方だと信じますか。私を死の綱から、つまずきから、救い出してくださる方だと信じますか。祈りましょう。どんなことがあっても祈りましょう。生きているかぎり主の御前に出てゆき呼び求めましょう。主が耳を傾けてくださいます。死の綱、よみの恐怖、つまずきから私を救い出してくださいます。詩人は救われた今、その誓いを覚え、主に果たそうとします。朝、私が主を呼び求め、誓いを立てるなら、それを覚え、誓いを果たしているでしょうか。主の慈しみは大きく、永遠に誠実なお方です。この神様を賛美しましょう。



適用:私の呼び求めに耳を傾けておられる主をご存知でしょうか

一言:どんなことがあっても祈りましょう


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