Ⅰ．「兄弟よりも親密な者もいる。」(1-9)
　愚かな者はすべての群衆と仲たがいをします(1)。その人は共同体の善のために自分を犠牲にしようとはせずに、自分の利己的な欲望だけを求め、自分の意見だけを現すことで(2)、共同体を分裂させます。このような者は価値観が自己中心的なので、善悪についての判断力がなく(5)、他人に悪を行なうようになります(6)。また自分の仕事になまけ、他の人に害を及ぼします(9)。このような者はむち打つ者を呼び寄せ、自ら滅びの道を行くようになります(6,7)。神様は、私たちが隣人との関係で祝福の源になるように、されます。利己心によって神様の共同体、教会に被害を与えたり、分列を引き起こすことは大きな罪です。
Ⅱ．兄弟よりも親密な友人(10-24)
　上の愚かな者とは違い、正しい者は神様に頼って安全を得(10)、神様の前で謙遜であり、栄誉を得て(12)、神様の創造の秩序に従って神様の恵みを受けます(22)。多くの友人を得ることより、兄弟よりも親密な友人を得ます(24)。
　兄弟より親密な友人はイエス様です(ﾖﾊ15:13)。イエス様は私たちのためにそのいのちを十字架に差し出されました。私たちは多くの友人より、このイエス様を得なければなりません。またこのイエス様を中心に友人と交わる時、兄弟より親密な友人と交わることができます。このような友人がない者は不幸な者です。人生の失敗者です。

祈り：主よ！私が愚か者にならないように助けてください。私が兄弟より親密な友人を得て、そのような友人になるように助けてください。

一言：共同体に有益をもたらす正しい者