聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2016]

2016年 05月 31日 (火)

箴言23:1-18
ほしがってはならない

Ⅰ.そのごちそうをほしがってはならない(1-11)
 高い地位にある支配者と食事の席に着くときは、その人がどんな人であるのかを考え、よく注意しなければなりません(1)。おいしい食事をほしがってため、その計略にはめられてしまうこともあるからです。ごちそうをほしがる者はのどに短刀を当てて、食べることを節制しなければなりません。また貪欲な人の食物を食べてはならず、そのごちそうを欲しがってはなりません(6)。その心の思いが悪い者は善意でごちそうをせずに、悪い動機でごちそうするからです(7)。
 富を得ようと苦労してはならず、自分の悟りによって、これをやめなければなりません(4)。富は翼があり、わしのように飛んで行き、いつ飛んでしまうのか分からないむなしいものだからです。このような富に欲を持つようになれば、すべての悪に陥り、破滅を招くようになります(Ⅰテモ6:9,10)。もちろん、必ずしも富が悪いものではありません。私たちが富を神様のために用いることで、神様に対して豊かな者になれば、富は価値あるものになります。
Ⅱ.訓戒に意を用い(12-18)
 私たちは神様の訓戒に意を用い、知識のことばに耳を傾けなければなりません(12)。神様の訓戒の御言葉に聞き従えば、時代遅れになるのではないのか、と心配する人々がいます。しかし神様の訓戒の御言葉に聞き従えば、むしろ将来があり、望みは断ち切られることはありません(18)。罪の本性に振り回されやすい子どもたちをむちで打つなら、そのたましいをよみから救うことができます(14)。

祈り:主よ!私がおいしい食事と富を欲しがることより、神様の訓戒の御言葉に意を用いるように助けてください。

一言:どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。


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