聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2023]

2023年 12月 04日 (月)

箴言13:1-25(20)
知恵のある者と愚かな者

 本文の御言葉は、知恵のある者が行なう良いこととその実について、そして愚かな者が行なう悪いこととその結果について教えています。知恵のある者が行ない、追い求めていることとは、父の訓戒に従い、自分の口を見張り、勤勉であり、偽りのことばを憎み、誠実な生き方を保つことです。また、勧告を聞き、少しずつ集め、命令を尊び、深い思慮をもち、知識によって行動することです。さらには、叱責を大事にし、知恵のある者とともに歩み、子孫に遺産を残し、愛する子を努めて懲らしめることなどです。これらがもたらす実は何でしょうか。それは、祝福を受け、いのちが守られ、多くの財産を持ち、心が満たされ、報いを受け、好意を受け、ほめられることです。また、知恵を得、望みがかなえられ、子孫に遺産が残され、食糧が多くなり、食べて満たされる実です。

 反対に、愚かな者の行ないと求める悪さとはなんでしょうか。それは、叱責を聞かない心、裏切り、唇を大きく開き、怠けて恥ずべきふるまいをすることです。また、高ぶり、ただ争いを生じさせ、みことばを蔑み、自分の愚かさを言い広め、訓戒をなおざりにし、悪から離れることを忌み嫌い、子にむちを控えることです。そのような愚かな者たちはどのような実を結ぶのでしょうか。暴虐を食べ、滅びが来て、心に何もなく、滅び、貧しくなります。更には、身を滅ぼし、わざわいに陥り、貧乏と恥と害を受け、わざわいに追われ、財産は滅ぼし尽くされ、腹をすかせます。

 知恵のある正しい者の道には、必ず良い実が結ばれます。愚かな悪者の道には、それに相応しい実がなります。このような実の結果を考えた時、私たちは自分の人生でどちらの実を結ぶべきか、どちらの人生を生きるべきかを知ることができます。



祈り:主よ、私が愚かな者の人生ではなく、知恵のある正しい人の人生を選択できるように助けて下さい。そして良い実が結ばれるよう、どうか導いて下さい。

一言:知恵のある者となりなさい


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