聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2023]

2023年 12月 05日 (火)

箴言14:1-17(12)
どの道を歩むのか

 今日の本文は知恵のある者と愚かな者の行ないの描写です。知恵のある者は自分の家を建てます。知恵のある者の唇は自分を守ります。真実な証人となり、偽りを言いません。知識を得るのに易しく、悟る者となります。賢く行動し、自分の道をわきまえ、自分の歩みを見極めます。その人には主の恩寵があり、その家は栄えます。主を恐れ、慎重で、悪を避けます。

 しかし、愚か者は自分の手で自分の家を壊します。主を侮り、高ぶります。偽りの証人となって偽りを吹聴します。人を嘲り、知恵を求めても得られません。その唇からは、知識のことばを見出すことはできません。自分の愚かさで自分を欺きます。罪の償いを嘲ります。そんな愚か者の家は滅ぼし尽くされます。自分の目にはまっすぐに見えても、その終わりには死となる道があります。心の放埓な者のため、自分の道に満足します。分別することなくどんなことばも信じ、怒りやすく、自信が強く、得意になっています。

 私たちはこのような、愚かでわきまえのない者から離れなければなりません。彼らの愚かさと悪を避け、知恵のある道を歩まなければなりません。死の道、終わりの道、滅びの道から遠く離れ、主が喜ばれる道、知恵のある者の道を歩まなければなりません。どの道を歩むかは、私たちの選択次第です。私たちが自分の感情や計算に従わず、主を恐れ、主に聞き従う時、知恵のある者の道を歩むことができます。



祈り:主よ、自分の感情に従わずに、悪を避けることができるよう助けてください。神様に喜ばれる道を選び、歩むことができるよう祈ります。

一言:知恵のある者の道



2023年 12月 06日 (水)

箴言14:18-35(27)
三つの対比

 今日の本文には、三つの対比が出てきます。一つ目は、浅はかな者と賢い人の対比です。浅はかな者は愚かさを受け継ぎ、賢い人は知識の冠をかぶります。知恵のある者の冠はその者の富ですが、愚かな者の愚かさはただ愚かさです。怒りを遅くする者は豊かな英知があり、気の短い者は愚かさを増します。知恵は悟りのある者の心のうちに安らぎを得、愚かな者の間でもそれは知られています。賢明なしもべは王の好意を受け、恥知らずの者は王の激怒に会います。

 二つ目は、悪と善の対比です。悪しき者は正しい人の門で、身をかがめるようになります。自分の隣人を蔑む人は罪人となります。悪を企む者はさまよい、善を図る者には恵みとまことがあります。真実な証人は人のたましいを救いますが、欺く者は偽りを吹聴します。穏やかな心は、からだにいのちを与え、ねたみは骨をむしばみます。悪しき者は自分の悪によって打ち倒されますが、正しい人は、自分の死の中にも逃れ場があります。正義は国を高め、罪は国民を辱めます。

 三つ目は、貧しい者と富む者の対比です。貧しい者はその隣人にさえ憎まれますが、富む者は多くの者に愛されます。貧しい者をあわれむ人は幸いです。王の栄えは民の多いことであり、民がなくなれば君主は滅びます。貧しい者をあわれむことは造り主を敬うことです。力ある拠り所は主を恐れることにあり、それは主の子らの避け所を提供することになります。また、主を恐れると、それはいのちの泉となり、死の罠から離れさせます。

 以上で、賢さ、善、貧しい者を憐れむ心を持つことは、主を恐れる道です。



祈り:主よ、賢さや善、貧しい者を憐れむ心をどうか私に与えてください。死の罠から離れることができるようお助けください。

一言:主を恐れましょう


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