聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2023]

2023年 12月 07日 (木)

箴言15:1-17(15)
幸せは心にある

 一つ目、ことばの重要性について:柔らかな答えは憤りを静めますが、激しいことばは怒りをあおります。知恵のある者の舌は知識をうまく用い、愚かな者の口は愚かさだけを吐き出します。穏やかな舌はいのちの木ですが、舌のねじれは霊の破れをもたらします。愚か者は自分の父の訓戒を侮りますが、叱責を大事にする者は賢くなり、叱責を受け入れます。知恵のある者の唇は知識を広めます。

 二つ目、正しい者と悪者の対比:主の目はどこにでもあり、悪人と善人とを見張っておられます。正しい者の家には多くの富があり、悪しき者の収穫はわざわいをもたらします。悪者のいけにえは主に忌み嫌われますが、心の直ぐな人の祈りは主に受け入れられます。主は悪しき者の道を忌み嫌いますが、義を追い求める者を愛してくださいます。道を捨てる者には厳しい懲らしめがあり、叱責を憎む者は死に至ります。よみと滅びの淵は主の前にあり、人の子らの心はなおさらのこと、主の前に現わされます。嘲る者は叱られることを好まないだけではなく、知恵のある者にも近づかないのです。

 三つ目、心の重要性について:喜んでいる心は、顔色を良くしますが、心の痛みの中には、打ちひしがれた霊があります。 悟りのある者の心は知識を求めますが、愚かな者の口は愚かさを食いあさります。心に楽しみのある人には毎日が祝宴ですが、悩み苦しむ者の毎日は悪いことのみです。

 四つ目、所有と幸せについて:わずかな物を持って主を恐れることは、豊かな財宝を持って混乱するよりも良いです。野菜を食べて愛し合うことは、肥えた牛を食べて憎み合うのにまさります。幸せは財産にあるのではありません。主を恐れ、互いに愛し合うところに幸せがあります。ことばを慎み、善を追い求め、心に楽しみのある生活に幸せがあるのです。



祈り:財産には幸せがないことを悟ります。悩み苦しむ毎日ではなく、いつも喜び、楽しみながら毎日を歩むことができるようお祈りします。

一言:主を恐れ、心を楽しくしましょう



2023年 12月 08日 (金)

箴言15:18-33(33)
主を恐れることは知恵の訓戒である

 一つ目、怒りと怠けについて:激しやすい者は口論を引き起こしますが、怒りを遅くする者は争い事を静めます。怠け者の道は茨の生け垣のようですが、直ぐな人の進む道は平らな大路のようです。

 二つ目、知恵と愚かさについて:知恵のある子は父を喜ばせ、英知のある者はまっすぐに歩みますが、愚かな人はその母を蔑み、自分の愚かさを喜びます。知恵のある者は、多くの助言者から時宜にかなったことばを受け入れ成功します。賢明な者はいのちの道を上って行く人のようです。しかし、愚かな者は、自分一人で計画を立てて勝手に行動し、他者の視点や意見を受け入れないために、結局その計画は破れます。

 三つ目、主のなさること:主は、高ぶる者の家を根こそぎにし、悪人の計画を忌み嫌い、悪者から遠ざかります。しかし、やもめの地境を決められ、守ってくださいます。親切なことばを喜ばれ、正しい人の祈りを聞かれる方です。だから、利得を貪ることをせず、賄賂を憎むべきです。どう答えるかを思い巡らすべきであり、悪を吐き出してはいけません。

 四つ目、いのちに至る叱責:目の光と良い知らせは、心を喜ばせ、人を健やかにします。いのちに至る叱責を聞く耳のある人になりましょう。叱責を聞き入れる者は良識を得、知恵のある者となります。しかし、訓戒を無視する者は自分自身をないがしろにする者です。謙遜は栄誉に先立ち、主を恐れることは知恵の訓戒です。謙遜に主を恐れ敬うとき、栄誉を受けます。



祈り:主よ、知恵と栄誉の道を教えてくださり感謝します。訓戒を真っ直ぐに受け入れることができるようにお助けください。

一言:主を恐れ敬うこと


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