自らを閉ざす者は自分の欲望のままに求める人です。すなわち自分を高めようと利己的な欲求のままに生きる人です(1)。このような人は自分を賢いと思うかもしれませんが、実際は愚か者です。愚かな者は英知を喜ばず、ただ自分の意見だけを表します(2)。価値観が自己中心的なので、善悪についての判断力がありません(5)。こうした者のくちびるは、絶えず争いを起こし、共同体を分裂させます(6)。このような者はむち打つ者を招き、自ら滅びの道を歩むようになります(7)。また自分の仕事になまけ、他の人にも滅びをもたらします(9)。しかし、神様は、私たちが隣人との関係において祝福の源になることを願われます。利己心によって神様の共同体である教会に被害を与えたり、分裂を引き起こしたりすることは大きな罪です。

　しかし、上の愚かな者とは違い、正しい者は神様に頼って、保護されます(10)、神様の前で謙遜になることで栄誉を得るのみならず(12)、神様の創造の秩序に従って結婚し、神様からの恵みを受けます(22)。多くの友に関わることより、兄弟以上に親密な友人を得ます(24)。　兄弟以上に親密な友人はイエス様です(ﾖﾊ15:13,14)。イエス様は私たちのためにそのいのちを十字架に差し出されました。私たちは多くの友人より、このイエス様を得なければなりません。またこのイエス様を中心に友人と交わる時、兄弟より親密な友人として交わることができます。このような友人がいない者は不幸な者です。人生の失敗者です。

祈り：主よ、私が愚かな者にならないように助けてください。私が兄弟より親密な友人としてイエス様を得るように祈ります。また兄弟姉妹たちの友人となってあげられるように助けてください。

一言：共同体に有益をもたらす者