聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2024]

2024年 02月 03日 (土)

箴言19:1-15 (11)
怒りを遅くする人

 怒りを遅くする人は賢明さがある人であり、背きを見過ごすなら、栄誉を受けます(11)。激しく憤る者は、罰を受けます。苦境に陥った時、憤りがその人を救い出すのはその時だけであり、これをくり返さすことになります(19)。人は、自分の感情のままに生きることが幸せで良い事だと思いますが、その後悔はあまりにも大きなものです。私たちは、自分の感情を節制することを学ばなければなりません。特に、怒った時は、感情のままに振る舞うくせを直さなければなりません。

 愚かな息子は父親に破滅をもたらし、いさかい好きな妻は天井からしたたり続ける雨漏りのようです(13)。家と財産とは先祖から受け継ぎますが、賢明な思慮深い妻は主から来ます(14)。賢明な妻と平安に暮らすことが、夫の最も大きな幸せです。神様が、賢明な妻をくださるように、祈ります。

 怠惰な人は深い眠りに陥ります(15)。眠りは甘く、心地よいです。深い眠りにつけば、現実のいろいろな問題に煩わされずにすみます。熱心に勉強したり、働いたりしなくてもいいのです。しかし、その結果、飢えが訪れます。誠実に生きて来た人が甘い実を採って食べる時、怠けて生きてきた人は、苦痛の実を食べるしかありません。私たちは、自分をよく自制しながら、勤勉で怠らず、何をするにも主に仕える気持ちで生きなければなりません(ローマ12:11)。



祈り:主よ、私が腹を立てた時、感情をうまくコントロールできるように、助けてください。眠りを愛したり、働くのを嫌ったりしないように、助けてください。

一言:怒るのに遅く、眠りは控えめ



2024年 02月 04日 (日)

箴言19:16-29(23)
主を恐れるなら

 貧しい人は、世の中で無視されがちです。貧しい人は助けを受けても、それを返す能力がないので、貧しい者を助けることはお金と時間の浪費であり、無駄であると、人々は考えます。しかし、貧しい人に施しをすることは、主に貸すことと同じです(17)。自分一人あるいは家族だけでも生きて行くことが難しいと感じるかもしれません。しかし、自分よりも貧しい人を憐れみ、助けましょう。経済的に、また霊的に貧しい人を憐れみ、助ける道を探しましょう。主が償って下さいます。

 聖書の御言葉には、多くの戒めがあります。何より、聖書は、主を恐れよ、と言われます。御言葉に聞き従い、主を恐れることが自分を守り、生かす道です。主を恐れるなら、満ち足りて住み、わざわいにあいません。人は多くの思いを持ちますが、ただ主の計画だけが実現します(21)。神様は、聖書の御言葉、人や苦難などを通して、私たちを勧め、教え諭されます。その時は、むちに打たれるほど苦痛で、自尊心が傷つくこともあります。しかし、勧めを聞いて教訓を受けいれる人は、知識をわきまえ知る者となります。もし、子どもを愛するなら、まだ、望みがある時に懲らしめなければなりません。神様を恐れ敬うように、怠けないように、主の御言葉に聞き従うように教えなければなりません。



祈り:主よ、見返りを求めるケチな心が私の中にも確かにあります。日々悔い改めながら、あなたの愛をもって貧しい人に施すことが出来ますように。あなたの御言葉を聞いて、あなたを恐れ、満ち足りて住むことが出来ますように祈ります。

一言:主への恐れ、いのちに至る


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