聖書別日ごとの糧   >>   箴言[2024]

2024年 02月 05日 (月)

箴言20:1-17(15)
知識の唇こそ宝の器

 怠け者は眠りを好みます。すべてのことに時があります。その人は、畑を耕して種を蒔かなければならない時に、なまけ心に捕らわれて過ごします。人生にも、畑を耕す時があります。怠けることは楽しいですが、収穫する時には、貧困に陥ります。他人をだまして何かを得ようとする者(17)も、怠け者です。だまし取ったものでしばらくは楽しむことができるかも知れませんが、後には、その口は砂利で満たされるようになります。言葉ではなく、その行ないによって、その人が誰なのかを知ることができます(11)。忠実な人は多くありません(6)。怠惰を捨て、自分に任されたことが大きくても小さくても、忠実に担いましょう。その実は甘く、その糧は満たされます。

 他人をだませば、もっと多くの利益を得られるはずだという誘惑を受けます。世の中には、そのように考える人が多く、どの分野にも詐欺師がいます。自分一人だけが正直に生きることは、容易ではありません。生存に関わる問題でもあります。しかし、神様は偽りを忌み嫌われます。神様をだますことはできません。神様は、正しく生きる義人を祝福し、その子孫も祝福してくださいます。知識のくちびるは、宝のような尊い器です。知識のくちびるとは、霊的な知識と知恵を持つくちびるのことです。金や富の多さで判断する人ではなく、霊的な知識と知恵で判断して動く人のことです。知識のくちびるは、貴金属よりもはるかに手に入れることが難しく、宝石よりも、はるかに貴重で価値あるものです。宝石よりも、知識のくちびるが人をさらに輝かせ、価値ある者にします。知識のくちびるは自然に生じるものではありません。宝石が多くの段階を経て精巧に加工されるように、知識のくちびるも鍛錬と訓練が必要です。知識のくちびるを持つことを慕い求め訓練しましょう。



祈り:主よ、私が正しく生きることが主の御心であることを学びます。あなたの御言葉を聞きながら、正直に生きるように助けて下さい。私が知識の唇を持つ者になるように、導き訓練して下さい。

一言:金よりも尊い器



2024年 02月 06日 (火)

箴言20:18-30(19)
くちびるを開く者とは交わるな

 戦いで勝利するためには、はかりごとがなければならず、仕事の良し悪しは、協議することで成就します。自分と共同体が戦争で勝利するためには、短期的な戦略、長期的な戦略がなければなりません。はかりごともなしに戦争を始めたり、まちがった戦略で戦争をしたりするなら、負けるのは必至です。他人の意見に耳を傾けるなら、多くの人の自発的な参加を引き出し、良い戦略を得るようになります。しかし、中には、他人の話をするのを好み、むやみに唇を開く人がいるので、注意しなければなりません。漏らしてはならない他人の秘密までも暴露します。本来の話に何かをつけたし、大げさに話して、作り出したりもします。このような人は、人と人の関係を壊し、感情の溝を深くさせます。不和の原因となります。このような人は信じられず、良い影響を与えません。そんな彼らの言葉は聞いてはならず、彼らと交わってもいけません。自分の大事な秘密も他の人に話されてしまうかもしれません。

 親を呪う者は、闇が近づくと、ともしびが消えるようになります。真っ黒な闇の中にいて、その闇から抜け出すことができずに、暗くて辛い人生を過ごします。両親を呪うことで、呪われることもあります。呪うのではなく、憐れみ、赦さなければなりません。克服しなければなりません。すると、闇の中から抜け出すことができ、むしろ全ての点において祝福されます。早く簡単に掴んだ成功は祝福にはなりません(21)。祝福ではなく災いになることが多いです。早い出世と成功を羨ましく思い、気落ちしないようにしましょう。人の歩みは主によって定められるので、自らその道を明らかにすることはできません(24)。主を恐れ敬い、黙々と誠実に自分の道を歩んで行きましょう。主が私の道を導いてくださいます。



祈り:主よ、自分の唇に気を付けるべきことを学びます。普段、何も考えずに周りに合わせて噂話や暴露話を楽しんでいたことを悔い改めます。秘密を守る忠実な唇を持つように助けて下さい。

一言:恵みある唇を持ちましょう


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