聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2003]

2003年 05月 15日 (木)

伝道者ノ書2:1-16
快楽が虚しい

Ⅰ.笑いは何か(1-11)
ソロモン王は、笑いを指して「ばからしいことだ」と言いました。彼は肉体を喜ばせる多くのことをしました。快楽を得ようとしました。楽しむために酒を飲みました。楽しみのために、事業を拡大しました。果樹を植えました。宝石を金庫に入れ、華やかなパーティーを開き、美女を多くはべらせました。目と心のおもむくままにしました。そのような彼には、確かに喜びがあり、幸福なようでした。しかし後で振り返ってみると、すべてのものが虚しく、まるで風を追うようなものでした。日の下には何一つ益になるものはありません。
Ⅱ.知恵ある者も愚かな者もみな死ぬ(12-16)
ソロモンから見ると、光がやみにまさっているように、知恵は愚かさにまさっているようでした。知恵ある者は目が見え、愚かな者はやみの中を歩きます。知恵ある者は指導者となり治め、愚かな者は治められます。それで人々はお金と時間をかけて勉強をし、知恵を得ようとします。
しかしソロモンは、「それもむなしい」と言います。それは、知恵ある者も愚かな者も忘れられるからです。そして死の前では、知恵ある者も愚かな者も同じだからです。知恵があるからと言って、永遠に生きるのではありません。

祈り:主よ!私達が世のどこにでも本当の楽しみがないことを知るようになったので、イエス様をもっと知りたいです。

一言:世のどこにでも本当の喜びはない



2003年 05月 16日 (金)

伝道者ノ書2:17-26
労苦が虚しい

Ⅰ.一生の労苦は悲しみと悩みだけである(17-23)
ソロモン王は全ての労苦を憎みました。それは、彼が知恵を使って得た全てのものを彼の後から来る人に譲らなければならないからです。後から来る人が知恵ある者か分からず、もし愚かな者であれば、残しておいたすべてのものを使い果たしてしまうので、これは本当に絶望的なことです。
彼は、労苦に対して心から絶望します。労苦をして得たものは、悩みと悲しみとやすらぎがないことです。顔にはしわがあるだけです。
Ⅱ.人の本当の喜びは神様から来ます(24-26)
人が心に満足と喜びを得ることほど優れたものはありませんが、それは神様から来ます。人は、神様なしには食べることもできず、本当の喜びを得ることもできません。それで人が神様を得て、神様を喜ばせることが最も意味のあることです。
神様は、その喜ばせる人に知恵と知識と喜びを下さいますが、罪人には労苦を与え、その人が集めた全てのものを、神様を喜ばせる人に下さいます。人の本当の喜びは神様が下さいます。それで私達が第一にすべきことは、神様を喜ばせることです。

祈り:主よ!主を喜ばせることが本当の喜びです。今からは、自分の満足を求めず、主を喜ばせます。

一言:神様の中に喜びがある


<<(1)    前のページ(1)    2    次のページ(3)    (12)>>

聖書別日ごとの糧