聖書別日ごとの糧   >>   伝道者の書[2003]

2003年 05月 17日 (土)

伝道者ノ書3:1-14
すべての営みには時がある

Ⅰ.すべての営みには時がある(1-11)
 知恵の王ソロモンは、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある、と言います。すべての営みは、自分の思い通りにはならないのです。
 2-8節を一つ一つ読んで見ましょう。人が生まれるのに時があり、死ぬのに時があります。植えるのに時があり、植えた物を引き抜くのに時があります。殺すのに時があり、いやすのに時があります。神様が人の杖と人生のむちで、私を打つ時がありますが、またその傷をいやすのに時があります。いつまでも苦しみが続くのではありません。泣く時があり、笑う時があり、人がいつまでも持っているわけではありません。戦うのに時があり、和睦するのに時があります。静かな時があり、話をする時があります。
Ⅱ.神を恐れなければならない(12-14)
 人によって最も良いことは、生きている限り喜び、善を行なうことです。神様のなさることは永遠に変わらず、神様のなさることに対して、人は加えることも減らすこともできません。すべてのできごとは神様が定められた時に従って起こります。人がすべき最も大切なことは神様の時を待ち、神様を恐れることです。

祈り:主よ!私が神様の主権と公義を信じ、神様の時を待ちます。今は死ぬ時ですが、いつかはいのちの時が来ます。

一言:神様の時を待とう



2003年 05月 18日 (日)

伝道者ノ書3:15-22
自分の仕事を楽しもう

Ⅰ.人も獣もみな死ぬ(15-20)
 世に悪があり、神様は義人と悪人を裁かれます。そして神様は人を試みられ、人間が獣と何の違いもないことを気づかせてくださいます。人に臨むことは獣にも臨みますが、両方とも死ぬということです。死については、人が獣より優れていた点はありません。みな土に戻ります。
 人はこれを知り謙遜でなければなりません。それで全てが虚しいです。これを知ることは大きな知恵です。
Ⅱ.現在の仕事を楽しもう(21,22)
 死で、人間と獣に違いがあるとすれば、人の霊は上に上って行き、獣の霊は下に降りて行くことです。では、人がこの地上にいる間どのように過ごさなければならないのでしょうか。ソロモンは言います。「私は見た。人は、自分の仕事を楽しむよりほかに、何も良いことがないことを。それが人の受ける分であるからだ。」
 これからどうなるのか心配することより、今与えられた仕事を楽しみ、熱心に行なうことが祝福です。今、与えられた仕事は、神様が一人一人に任されたことです。

祈り:主よ!私が結局土に帰ることを知りました。今からは主が下さった仕事を楽しみ、何事においても熱心にすることができるように、助けてください。

一言:今その仕事を楽しもう


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